年末年始休業のお知らせ

2020年12月26日(土)~2021年1月7日(木)は休業いたします。

ご迷惑をおかけしますがどうぞよろしくお願いいたします。

映画「評論家」不満

重政隆文著(大阪芸術大学芸術学部教授)

定価:本体価格1,800円+税

2020年12月25日発行予定

著者は大学教授にして、映画館主義者あるいは映画館原理主義という立場から映画評論を行い、現在も映画館で鑑賞した作品のみを映画会社のプロモーションとは無関係に評論している。もちろん、その鑑賞数は限界があるとはいえ、常人にはまねのできない頻度となっている。それだけにその映画鑑賞数と経験によって、さらには徹底して集めた映画評論本を読破したうえで、映画評論を職業としている人々の評論を一刀両断にしている。ある時は完膚なきまでに映画館主義を掲げる映画評論家の欺瞞を明らかにし、そして本当に映画(映画館鑑賞)を愛する評論家には称賛を惜しみなく与えている。たしかに映画コンテンツが二次的メディアに拡大して、それが映画産業を支えていることは事実である。メディアで提供されようがコンテンツとして配信されようが、個人、あるいは家庭内でのモニター、スクリーンで鑑賞される状況になっており、もちろん、スマートフォンで移動中に鑑賞されることも市場を支える大きな一角であることはまちがいない。しかし、これからも映画館での鑑賞は廃れることはないであろうことは、コロナ禍とはいえ、大ヒットを飛ばした映画と同時にミニシアターで映画が常にかけられ、ファンに支えられているという事実である。真に映画産業を支えるために、今日から映画館主義を掲げることもいいのではないかと、この本は思わせてくれるのである。

2018年11月発刊『映画「評論家」未満』の姉妹書

◇目次紹介◇

まえがき

Ⅰ アカデミズム

(1)蓮實重彦 とりあえず総長以後 

(2)阿部和重 蓮實重彦は二人要らない 

(3)黒沢清 蓮實重彦の掌の上 

(4)菊池成孔 音楽家の権威主義と優しさ 

(5)中条省平  天才と凡人の間、あるいは前衛から後衛へ

(6)四方田犬彦 同じ穴のムジナ 

(7)加藤幹郎 映画学者の鑑 

(8)阿部嘉昭 「性」「的」念仏 

(9)藤井省三 映画は文学の扶養家族か 

(10)北野圭介 アカデミズムの落とし穴 

(11)狩野良規 威張るあらすじ

(12)宮台真司・宮崎哲弥 M2の土俵 

(13)春日太一 映画史研究家としての根拠 

Ⅱ ジャーナリズム

(1)石飛徳樹 新聞の映画批評

(2)沢木耕太郎 侮れない局外批評

(3)山根貞男 時評継続の存在価値

(4)町山智浩 解説と批評は違う 

(5)柳下毅一郎 映画館などなくてもいい? 

(6)宇多丸 ラジオ映画批評の可能性 

(7)川勝正幸 商業主義の呪縛

(8)十河進 生活に溶け込む映画 

(9)前田有一・柴尾英令 ブログ映画批評は誰のため 

(10)木全公彦 やはり野に置け、エロ映画 

(11)麻生香太郎 レポーターに求めるもの 

Ⅲ フェミニズム

(1)まつかわゆま 映画の見方の読み方 

(2)御園生涼子・睡蓮みどり  映画批評に「女性ならでは」はあるか 

(3)真魚八重子 アマからプロへの失速 

(4)高橋いさを・本谷有希子  劇作家映画論の片手間とおよび腰

(5)林瑞絵 フランスから映画批評を考える 

(6)北川れい子 誠実大量、媚びへつらいなし 

 Ⅳ DVDイズム

(1)石岡良治 教養が邪魔をする 

(2)貴田庄・梶村啓二 小津評価の反復とズレ 

(3)瀬川裕司・末延芳晴 DVD批評の行方

(4)宮尾大輔 非観客による観客論の説得力 

(5)ましこ・ひでのり・三浦哲哉 モニター上の空論

あとがき 

Horikawa AC Lab主催『みんなの本屋さん』に出店中

京都の堀川商店街の中にありますHorikawa AC Labさんで開催中の「みんなの本屋さん」に出店しています。ひとつの書棚をお借りして、弊社の書籍を数冊置いていただいております。10月1日から三ヶ月間のイベントです。お近くにお越しの際には是非お立ち寄りください。なお、平日は不定休となっておりますので、ご来店の際にはご確認ください。

著作権入門ノート「アートと法」―表現の自由・自主規制・キャラクター 第二版

小笠原正仁 著

定価:本体2500円+税

2020年10月1日発刊

本書はクリエーターのための著作権法入門書である。そして、芸術表現において表現の自由は生命線であるように、その問題についても解説した。もちろん、法律による保護などあろうがなかろうか、芸術は表現すべきものを表現し、人びとに感動とさらには精神的革命を与える。しかしながら、そのような文化的創造はつねに伝統的価値を破壊しながら進んできたわけで、既存の価値観がそこでは常に立ちはだかっていた。それを国家的抑圧から解放したのが、表現の自由という人権である。これこそが近代を作ってきたと言っても過言ではない。この権利を日本的に、ガラパゴス化したのが自主規制である。本書はその特異性と、問題点を明らかにしている。法改定にも対応。

目次

はじめに〈新訂版の序〉
1  法と社会の一コマ
2  著作権法の構成――知的財産権法との関係
3  著作物
4  著作物いろいろ――著作物の例示
 COLUMN サウンドロゴ
5  キャラクター
 COLUMN 差し止めと損害賠償
6  著作権と商標法
 COLUMN 商標登録された商品
7  二次的著作物・編集著作物・データベースの著作物
8  著作者
9  著作者人格権・みなし侵害
10 著作財産権
11 著作権の制限
 COLUMN 違法ダウンロード厳罰化

12 保護期間
13 著作隣接権
14 著作権と図書館サービス
15 表現の自由と規制
 COLUMN イエロー・ジャーナリズム――ピュリッツァーとハースト
 COLUMN 親告罪
 COLUMN 罰則
16 自主規制
17 放送の表現の自由と自主規制
 COLUMN 罪刑法定主義と法治主義について
18 著作権Q&A

おわりに

〔付録〕 著作権法(抄)
著作権関連団体・機関一覧

夏季休暇のお知らせ

2020年8月8日(土)~16日(日)までは夏季休暇とさせていただきます。

ご迷惑をおかけしますが、どうぞよろしくお願いいたします。

人権ブックレット21号 女人禁制――伝統と信仰

一般社団法人和歌山人権研究所 編

2020年7月14日発刊

本体価格:800円+税

現代においても女人禁制の課題は残されている。いまだに女人禁制の制度が残されているのが大相撲と宗教的聖域(大峯山等)である。本書は、宗教的に女人禁制の地であった高野山の女人禁制の歴史と、大相撲における実態を論じたものである。
歴史的に日本文化が男尊女卑であったと思われている節があるが、女性の相続権や所有権などからは女性が排除されていたとは言えず、前近代において姉家督やまたは離婚手続きなどで、女性の権利が認められていたことが証明されている。
父権制、母権制の区別でいうなら、両権制とも指摘されている。その点については、よく言われるように権利能力において制限を加えられたのは明治民法からと言われている。近代化のなかで女性の権利の低下が認められるのである。
本書では、前近代の女人禁制のあり方を高野山文書群の一つである「金剛峯寺日並記」から分析し、さらには、廃仏毀釈の嵐吹き荒れる近代化のなかで高野山真言宗の宗教的アイデンティティを女人禁制との関係で示唆を与えるもの。そして宗教的文化の一つとしての土俵からの女性排除を主張する大相撲のあり方を詳細な資料で論ずるものである。
女人禁制を近代的人権から考えるのは当然であるが、その思想的な位置づけを今一度じっくりと考えることが人権文化を日本に定着させるためにも必要である。

・・・目次紹介・・・

「金剛峯寺日並記」にみる女人禁制    矢野治世美 熊本学園大学准教授

はじめに
1 女人禁制の方法
  棟杭・制札の設置/大坂町中に建てられた制札/七口での女性の差し止め
2 高野山の女人堂
 女人結界と女人堂/道中日記に記された女人堂/旅は安全?/遠忌と女性参詣者/女人堂の機能
3 結界を越えた女性たち
  前代未聞の事件/是非共大師様へ参詣いたし候
おわりに

高野山の女人禁制について     木下浩良 高野山大学総合学術機構課長

はじめに
1 空海による高野山の結界
2 高野山は異界の山中他界
3 空海による結界の範囲の縮小
4 丹生明神と高野山の僧侶
5 高野山の禁忌〈タブー〉と恐れ
6「恐れ」を超える大師信仰
7 女人禁制全廃までの経緯
おわりに

大相撲の女人禁制・考          藤里 晃 和歌山人権研究所 研究員

はじめに
1 過去にも土俵の「女人禁制」に関わるできごとがあった
①1978年、「わんぱく相撲東京場所」で準優勝の小学5年生の女の子が蔵前国技館(当時)での「東 京一」を競う大会に出場できなかった/②1990年、森山眞弓官房長官、内閣総理大臣杯の授与をと の意向に対して「待った」/③1991年、「わんぱく相撲」徳島県美馬郡予選で、小学5年生の女の子
が優勝したのに、国技館の土俵に上がれなかった/④太田房江大阪府知事が、知事賞授与で土俵に上が りたいと提起するが、日本相撲協会は拒否/⑤内館牧子氏の「女人禁制」維持発言とそれに対する反論 /⑥女性客が土俵に/⑦断髪式
2 疑問だらけの日本相撲協会理事長談話
①大相撲舞鶴場所で、救命中の女性に対して「女性の方はお降りください」とアナウンス/②中川智子宝塚市長、「土俵の上からあいさつできない。これはつらいです。悔しいです」とあいさつ/③元女相撲の大関若緑が巡業の土俵に上がって、あいさつをした/④静岡場所開催の4日前に「ちびっこ相撲」に女の子の参加はダメという連絡(V)/⑤国が「国技大相撲」と決めたのか(e)/⑥「伝統」は変えることができないのか(O)/⑦「意識調査」の実施についてどうなっているのか
3 大相撲の「女人禁制」
①相撲の歴史/②土俵の歴史/③明治時代/④土俵の「女人禁制」はいつからか、はっきりしたことはわからない/⑤女相撲/⑥「わんぱく相撲」、女子の全国大会が開催される/⑦宝塚歌劇団と歌舞伎など
4「女性差別」を認めようとしない日本相撲協会は、憲法、法令違反
①土俵の「女人禁制は女性差別だ」ということについて(K)/②相撲協会に対する税の優遇措置をやめること/③国会議員の「日本相撲協会の女性を土俵に上げないことは、女性差別ではないのか」という指摘に、政府関係者の「相撲協会が自主的に判断すべきもの」という答弁には、納得がいかない
おわりに

あとがき               一般社団法人和歌山人権研究所事務局

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小田康徳先生の紹介記事掲載

『旧真田山陸軍墓地、墓標との対話』編著者の小田康徳先生の紹介記事が新聞に掲載されました。

大阪日日新聞(3月14日)、京都新聞(3月14日)、信濃毎日新聞(3月14日)、神戸新聞(3月17日)

小田康徳先生のご講演

2月22日(土)豊中の原田しろあと館にて『旧真田山陸軍墓地、墓標との対話』編著者の小田康徳先生が講演されます。

http://4415.info/custom1.html

年末年始休業のお知らせ

2019年12月27日から2020年1月6日までは休業させていただきます。

ご迷惑をおかけしますが、よろしくお願いいたします。

旧真田山陸軍墓地、墓標との対話

小田康徳編著

NPO法人旧真田陸軍墓地とその保存を考える会

2019年11月30日発刊 

定価:本体価格1,800円+税

陸軍関係者5000基以上の墓碑と8000人分以上の分骨を納めた納骨堂を有する、広大な旧真田山陸軍墓地が大阪市内にある。戦死者だけに限らない、その埋葬者の墓標調査から、明治以来の陸軍・戦争の真実を探る。著者たちは〈NPO法人旧真田山陸軍墓地とその保存を考える会〉の会員であり、理事・監事をはじめ墓地案内のボランティアの経験を有している。

****目次紹介****

まえがき 小田康徳
第一部 陸軍墓地の通史をまとめる 小田康徳
はじめに
1 「軍隊と死」――陸軍墓地の始まり
明治維新と陸軍の創出/陸軍はなぜ兵隊埋葬地を必要としたか /平時における兵卒の死を考える
2内戦と死者の埋葬――鎮台の役割と陸軍墓地
「反乱」「暴動」の続発と鎮台兵/西南戦争における大阪鎮台の位置/相次ぐ戦病没者と真田山陸軍墓地
3対外戦争の常態化と陸軍墓地
日清戦争と「軍人名誉」としての墓碑建立の始まり/ 日清戦争戦病没の実態と台湾領有戦争への派遣 / 貴重な歴史遺産――軍役夫・清国軍俘虜等の墓碑/日露戦争――急増する死者/ 全体のなかに埋没する個々の戦没者――合葬墓碑の出現
4遺骨の帰らぬ戦争へ
日露戦後の真田山陸軍墓地 /日中戦争の激化と「合葬墓塔」の計画/忠霊塔・忠霊堂・納骨堂の建造/ 納骨堂の調査から――「帝国」の崩壊と外地の遺骨
5陸軍墓地の歴史をふりかえって
終戦と陸軍墓地の戦後/戦没者の招魂と慰霊について

第二部 さまざまな死者との出会い
第1章 平時の死没者
下田織之助、最初の埋葬者にして謎の死――兵隊埋葬地はいかにしてできたのか 堀田暁生
一 最も古く葬られた人物   二 その足跡を考える  三 なぜ兵隊埋葬地は開かれたのか  四 予想される内戦への備えだった?  五 墓碑の謎
生兵の溺死 横山篤夫
一 真田山陸軍墓地に残る生兵の墓碑  二 溺死した生兵   三 他の陸軍墓地の溺死生兵調査の必要性
中山寺で死亡した大津聯隊の生兵、北川米次郎 今西聡子
一  入隊から半年たらずの死  二 入隊するまでの米次郎  三 入隊した米次郎  四 大阪鎮台の転地療養所と米次郎  
脚気と陸軍 今西聡子
一 脚気の「流行」について  二 脚気と転地療養  三  幻の陸軍病院附属転地養生所
コラム❖生兵の発病率と死亡率  今西聡子
三〇年間神戸に眠っていた遺骨 今西聡子
一 大倉山に埋葬されていた八人  二 彼らはいつどこで死亡したのか?  三  療養所と埋葬地はどこにあったのか?  四 なぜ真田山陸軍墓地に改葬することになったのか?  五 遺骨はどのように改葬されたのか? 
第2章 西南戦争と大阪での死没軍人たち
京都府出身西南戦争戦死者と真田山墓碑――地域史史料としての真田山墓碑群 橘 尚彦
一  岡井捨松の二つの墓  二 京都府出身西南戦争戦死者の文書史料   三 京都府出身西南戦争戦死者の墓碑銘  四 文書史料と墓碑銘からわかること  五 岡井捨松墓碑の語るもの  六 自治体史にみる西南戦争戦死者 七 地域史史料としての真田山墓碑銘
屯田兵はいかに葬られたか――村田政吉と東條敬次郎  冨井恭二
一  総力戦だった西南戦争  二 西南戦争に志願した戊辰戦争の敗者   三 死亡診断書からわかる墓碑の誤記  四 混乱の世を象徴する墓碑銘
陸軍墓地に眠る二人の水兵――公文書から見る兵士の諸相  藤田裕介
一 なぜ水平の墓が陸軍墓地に?  二 大坂陸軍臨時病院と水兵  三 水兵の病死と真田山陸軍墓地への埋葬  四 明らかになった成果と課題
溝部素史大尉の生涯と墓碑の謎――溝部素史資料の発見  堀田暁生
一  一本の電話   二 西南戦争で戦死――墓碑の謎  三 最後の手紙
元東京鎮台輜重輸卒木村吉之助の墓碑 飯沼雅行
一   不思議な肩書き  二  戦死した弟の墓碑が陸軍墓地にない  三 墓碑の「再築」  四  新たな謎
第3章 日清・日露の戦争から大正期の対外戦争まで
日清戦争時の清国人俘虜の墓碑から見えてくること 塚﨑昌之
一 知られていない清国人俘虜  二 最初の清国人俘虜と国際法  三 清国人俘虜の多くを都会に置く方針に   
四  「臭い」清国人俘虜の日本到着  五 「見世物」とされた清国人俘虜  六 清国人俘虜の死亡者と墓碑  七 清国人俘虜の帰国
故軍役人夫南方留吉の墓碑 堀田暁生
一  墓地の入り口にたたずむ墓碑  二  日清戦争に従軍した民間人  三 墓碑からわかる軍役夫のあれこれ
『朝日新聞』に見る日露戦争――「戦死者家族訪問記」  中下秀夫
一  小説のような「語り」を駆使した遺族訪問記  二  「出征に際し妻と離縁」は美談か?  
三  ナショナリズムと結託したときの新聞の危うさ
南山の戦い、村田虎吉一等卒の戦死と埋葬――日露戦死者の個人墓碑と「満州」の忠霊塔 横山篤夫
一  日露戦争の南山の戦いで戦死した若者の墓   二 南山の戦いで戦死したときの様子  三 村田一等卒の遺体・遺骨はどう扱われたか  四 大連忠霊塔  
近藤元粋撰の宮津隆成墓碑銘――其れ亦た以て瞑す可きかな 小田直寿
一  大阪の高名な漢学者、近藤元粋が撰んだ墓碑銘  二 墓碑銘と宮津隆成の人物像   三 近藤元粋から見た宮津隆成と日露戦争  四 碑文撰述における文章表現  五 墓碑銘研究の可能性
日露戦争合葬墓碑の前に立つ石灯籠と廃兵前田梅吉 今西聡子
一 戦死者合葬墓碑と石灯籠   二 前田梅吉について  三 廃兵による廃兵支援と廃兵前田梅吉  四 陸軍墓地の石灯籠
コラム❖癈兵について 今西聡子
第一次世界大戦におけるドイツ兵俘虜 吉岡武・堀田暁生
一 俘虜となって大阪へ送られた経緯  二 二人のドイツ人俘虜のこと  三 日本各地にあった俘虜収容所  四 墓碑から削られた「俘虜」の文字 五 戦前の交流、戦後の弔いのありよう  六 俘虜収容所をめぐる研究の現状
第4章 十五年戦争と関わった人々
槍で突かれて戦死した四至本直次郎一等兵 横山篤夫
一  死亡事由の謎   二 満州事変に抗した中国民衆  三 新聞記事が描写する最期の姿  四 家族への最後の便りには辞世らしい言葉が  
納骨堂発見アルバムにみる、味岡義一少佐の一生 奥田裕樹
一 幼少期から歩兵第六聯隊勤務まで  二 歩兵一八聯隊転任と青島・済南への出征 三 独立守備隊中隊長への補任と満州事変  四 吉林省警備司令部教官から黒竜江省警備司令部顧問へ  五 義一の死と葬儀  六 義一のアルバムが問うもの
三九人の遺骨が語る日中戦争初期の日本軍の敗北 横山篤夫
一 将兵三九人が一日で戦死  二 日本の新聞が報じなかった事実  三 中国側の記述から事実を探る  四 残された映像が語る当時の「空気」
忠霊塔建設運動と真田山「仮忠霊堂」――「仰ぎ見る」塔から木造納骨堂へ 橘尚彦
一 忠霊顕彰会による忠霊塔建設運動  二 陸軍墓地としての忠霊塔(合葬墓塔)  三 忠霊塔としての納骨堂  四 大阪府仏教会による忠霊塔計画  五 陸軍墓地の最 終形態
村の遺族会によって建立された陸海軍将兵の墓碑  横山篤夫
一  野田村遺族会を訪ねたが、建立の事情は不明  二 村民の帰属意識を保つために墓碑建立か  三 戦後の複雑な遺族感情を反映  四 墓碑の建つ風景からわかること 
第5章 真田山陸軍墓地を考える
現景観の原点、墓地南半部の譲渡と大幅改葬の実施 堀田暁生
一  墓域の変遷  二 改葬作業  三 移転方法
墓碑の形 堀田暁生
一  形の変遷  二 現在みられる様々な形状  三 墓碑の形状の理由は?   四 「埋葬法則」や「通達」では解明できない形状の謎
コラム❖墓が二つある? 堀田暁生
真田山陸軍墓地と関わった日々 吉岡 武
一  戦時から戦後へ――子どもの目に映った陸軍墓地  二 墓地活動への関わり  三 被葬者への責務を考える  余録 墓地案内をして
高校教育と陸軍墓地と私   岡田祥子
一 陸軍墓地と私  二 生徒の感想より  三 今考えること
新しい「供養」を考える――『イン・リポーズ』によるオーストラリアの日本人墓地での例を参考に 岡田蕗子
一  戦死とはなにか、どのように弔うべきか  二 文化を織り合わせ、「共に弔う」試み  三  権威的な国史ではない、動態的な「記憶の共同体」の構築を
台風二一号の惨禍と保存への道 堀田暁生・小田康徳
一  激烈だった台風二一号  二 被害状況の概要  三 墓地保存への道
あとがき 小田康徳

付録 旧真田山陸軍墓地を知るための基礎資料
1 旧真田山陸軍墓地の俯瞰図 2 年次別に見た個人墓碑の建立一覧 3 戦時期・平時期別に見た個人墓碑建立状況 4 納骨堂、被葬者遺骨の年次別推移と遺骨の有無 5 納骨堂、位牌を有する被葬者のうち遺骨の有無の年次別推移 6 納骨堂、戦没地別被葬者数の推移 7日本国内の主な陸海軍墓地 8 関係年表
編者・著者紹介

『京都の渡来文化と朝鮮通信使』の書評掲載

8月25日付の京都民報紙に『京都の渡来文化と朝鮮通信使』の書評を掲載していただきました。

夏季休業のお知らせ

2019年8月10~19日は休業いたします。

ご迷惑をおかけしますが、よろしくお願いいたします。

一般社団法人和歌山人権研究所 紀要第8号

一般社団法人和歌山人権研究所 編

定価:本体価格1000円+税

2019年8月30日発刊

  

  

西光万吉「和栄運動」研究の展望と課題  小田直寿 

一向一揆起源論と現代の部落差別についての一考察  小笠原正仁

【本の紹介】朝治武『水平社論争の群像』 渡辺俊雄

【書評】矢野治世美『和歌山の差別と民衆――女性・部落・ハンセン病問題』  西川哲矢

京都の渡来文化と朝鮮通信使

7月20日(土)の毎日新聞 〈京都版〉にて、『京都の渡来文化と朝鮮通信使』の紹介をしていただきました。

『京都の渡来文化と朝鮮通信使』

仲尾宏 著

本体価格:1,800円+税

2019年6月15日発刊

京都の日本的な文化の基層にある、朝鮮・中国・西欧の文化を掘り起して歴史を見直し、国際都市京都の視点から東アジアの文明に連なる日本の姿を描き出す。朝鮮通信使「ユネスコ世界記憶遺産」登録記念出版。

まえがき
プロローグ 祇園祭――インターナショナルな祝祭
祇園社と八坂のカミ/スサノオと牛頭天王/京の町衆の真夏の祝祭/「動く美術館」の国籍
Ⅰ.中国・朝鮮文化の受容と発展〈古代~中世〉
1 風土記の世界と渡来人〈飛鳥時代〉
賀茂氏と秦氏の伝承/「帰化人」よ、さようなら/秦氏の本拠地・太秦/ 広隆寺と弥勒菩薩像/ 山背は渡来人の沃野
2 平安京をつくった人びと〈奈良~平安時代初〉
平安楽土・万年春の実相/高野新笠と長岡遷都/再遷都と桓武のブレーンたち/
長安の都と平安京
3 王城鎮護の新思想―― 天台と真言〈平安時代前期〉
天台・比叡山の二つの顔/真言密教の異国ぶり/三国伝来の釈迦瑞像/
4 平安文化と大陸文化〈平安時代中・後期〉
菅原道真の虚像と実像/外交上必要だった漢字/紫式部の中国古典教養/ 枕草子と和漢朗詠集
5 日宋貿易と五山文化〈平安時代末期~鎌倉時代〉
平氏政権の日宋貿易/栄西と天下第一の茶/渡来僧一山一寧とその弟子たち
6 室町文化と東アジア世界〈南北朝・室町時代〉
金閣の美と日本国王義満/朝鮮王朝との通交・通商/唐物荘厳の世界
Ⅱ.西洋との出会い・朝鮮との新たな交流〈近世~近代〉
1 南蛮人と京都〈安土桃山時代〉
鉄砲と神の文化大革命/宣教師の見た京都/慶長年間の南蛮寺復興/ 庶民に及んだ西洋文化
2 海外雄飛―― 角倉了以・素庵の仕事〈安土桃山時代〉
角倉船と東南アジア/中国に倣った河川開削/茶屋四郎次郎家の場合
3 秀吉の朝鮮侵略の悲惨と遺産〈安土桃山時代〉
「耳塚」残酷物語と儒者姜沆/藤原惺窩と朝鮮朱子学/朝鮮被擄人の伝えた技術/戦乱の遺品いろいろ/楽焼と一閑張
4 善隣友好の朝鮮通信使〈江戸時代〉
復交の舞台・京都/伏見城での聘礼挙行/対馬以酊庵輪番像と京都五山僧
5 泰平の時代の海外と京都〈江戸時代〉
幻の「鎖国」体制/山門の内は明代・中国/ 西陣織と朝鮮問屋/ 琉球使者の京都入り/オランダ使節と殿上象
6 文明開化の京都〈明治時代〉
「御一新」と明治天皇/取り残された京都の課題/山本覚馬とその思想
エピローグ 東アジアと京都―― 多文化共生をめざして
内外文化集積の地/日本の文化ターミナル/単一民族史観の克服
あとがき

謹賀新年

あたらしき 年のはじめに かくしこそ 千歳をかねて たのしきをつめ
古今和歌集 読み人知らず

昨年は、関西も台風・地震と昨今の日本列島を襲う災害に無縁でないと思い知らされる年でした。歴史を振り返れば、このようなことを積み重ねて、我々は文化と文明を築き、継承してまいりました。喜びも悲しみも受け継ぐなかにこそ、「千歳をかねて たのしきをつめ」という思いが生きるのではと考えます。
本年も、相変わりませず、よろしくおねがいします。
二〇一九年 元旦

社員一同

年末年始休業のお知らせ

2018年12月28日(金)~2019年1月6日(日)は休業させていただきます。

ご迷惑をおかけしますが、よろしくお願いいたします。

11月16日・18日毎日新聞朝刊サンヤツにて『映画「評論家」未満』の広告掲載!!!

毎日新聞に、『映画「評論家」未満』の広告を掲載いたします。

11月16日朝刊 関西版以外、 11月18日朝刊 関西版

よろしくお願いいたします。

 

 

映画「評論家」未満

重政隆文著(大阪芸術大学芸術学部教授)

定価:本体価格1,800円+税

2018年11月10日発行

映画批評を専門とはしていない人(作家・学者・ジャーナリスト・漫画家・映画監督・美術家・タレントなど)が2000年以降に出版した映画評論本(72著者・104冊)を、映画批評史研究専門の大学教授が論じる。

****目次紹介****
まえがき
A.作家・評論家Ⅰ
(1)小林信彦
『昭和のまぼろし』『昭和が遠くなって』『映画×東京 とっておき雑学ノート』『B型の品格』『森繁の長い影』『気になる日本語』『非常事態の中の愉しみ』『映画の話が多くなって』『「あまちゃん」はなぜ面白かったか?』『女優で観るか、監督を追うか』『古い洋画と新しい邦画と』『わがクラシック・スターたち』
(2)金井美恵子
『「競争相手は馬鹿ばかり」の世界へようこそ』『目白雑録』『目白雑録2』『楽しみと日々』『目白雑録3』『日々のあれこれ 目白雑録4』『目白雑録5 小さいもの、大きいこと』『新・目白雑録』
(3)中野翠
『あのころ、早稲田で』『ぺこぺこ映画日記1993 -2002』『まんざら』『おみごと手帖』『ごきげんタコ手帖』『金魚のひらひら』『みずいろメガネ』『東京プカプカ』『晴れた日に永遠が…』『この素晴らしき世界!?』『ぐうたら上等』『TOKYO海月通信』
B.作家・評論家Ⅱ
(1)井上ひさし
『映画をたずねて 井上ひさし対談集』
(2)長部日出雄
『邦画の昭和史』
(3)塩野七生
『ローマで語る』
(4)原田宗典
『私は好奇心の強いゴッドファーザー』
(5)黒田信一
『まんぷく映画館』
(6)福井晴敏
『テアトル東向島アカデミー賞』
(7)松久淳
『愛の教訓』
(8)長嶋有
『観なかった映画』
(9)伊藤計劃
『伊藤計劃映画時評集1』『伊藤計劃映画時評集2』
C.評論家・研究者
(1)上野千鶴子
『映画から見える世界』
(2)西部邁・佐高信
『西部邁と佐高信の思想的映画論』
(3)粉川哲夫
『映画のウトピア』
(4)副島隆彦
『アメリカ帝国の滅亡を予言する』『副島隆彦の政治映画評論 ヨーロッパ映画編』
(5)内田樹
『うほほいシネクラブ』
D.学者・研究者
(1)越川芳明
『壁の向こうの天使たち』
(2)吉田眸
『ドアの映画史』
(3)小長谷有紀・鈴木紀・旦匡子
『ワールドシネマ・スタディーズ』
(4)栗原好郎
『シネマ・クリティック』
(5)櫻田忠衛
『昔、聚楽座があった』
E.ジャーナリスト・ライター
(1)立花珠樹
『ニューヨーク人生横丁』『「あのころ」の日本映画がみたい!』『あのころ、映画があった』『女と男の名作シネマ』
(2)玉木研二
『その時、名画があった』
(3)松本侑壬子
『銀幕のハーストリー』
(4)小宮山量平
『映画は《私の大学》でした』
(5)塩山芳明
『東京の暴れん坊 俺が踏みつけた映画・古本・エロ漫画』
(6)吉本由美
『するめ映画館』
(7)沢辺有司
『ワケありな映画』
F.劇作家
(1)つかこうへい
『つか版 誰がために鐘は鳴る』
(2)河原雅彦
『スターおすすめられシネマ』
(3)高橋いさを
『オリジナル・パラダイス』
G.漫画家・漫画評論家
(1)みうらじゅん
『みうらじゅんの映画批評大全1998 -2005』『みうらじゅんの映画批評大全2006 -2009』『みうらじゅんの映画ってそこがいいんじゃない!』
(2)奥浩哉
『GANTZなSF映画論』
(3)荒木飛呂彦
『荒木飛呂彦の超偏愛!映画の掟』
(4)弘兼憲史
『弘兼憲史の人生を学べる名画座』
(5)やまだないと
『ハルヒマヒネマ』
(6)大木えりか
『21世紀萌え映画読本』
H.映画関係者
(1)井筒和幸
『サルに教える映画の話』
(2)押井守
『勝つために戦え! 監督篇』『勝つために戦え! 監督ゼッキョー篇』『実写映画 オトナの事情』
(3)リリー・フランキー
『日本のみなさんさようなら』
(4)沼田やすひろ
『「おもしろい」映画と「つまらない」映画の見分け方』
(5)宮越澄
『監督と俳優』
I.テレビタレント
(1)江頭2:50
『江頭2:50の「エイガ批評宣言」』
(2)前田敦子
『前田敦子の映画手帖』
(3)松本人志
『シネマ坊主3』
(4)千秋
『映画ブ、作りました。』
(5)LiLiCo
『映画的生活』
J.放送関係者
(1)佐々木恭子
『戀戀シネマ』
(2)浜村淳
『さてみなさん聞いて下さい 浜村淳ラジオ話芸 「ありがとう」そして「バチョン」』『浜村淳の浜村映画史』
(3)土屋晴乃
『ようこそ 土屋名画座へ』
(4)境真良
『テレビ進化論』
(5)吉川圭三
『ヒット番組に必要なことはすべて映画に学んだ』
(6)立川談志
『観なきゃよかった』
(7)立川志らく
『シネマ落語』
(8)佐々木昭一郎
『増補新版 創るということ』『ミンヨン 倍音の法則 シナリオ+ドキュメント』
K.美術関係者
(1)安西水丸
『夢の名画座で逢いましょう』
(2)大野左紀子
『あなたたちはあちら、わたしはこちら』
(3)森村泰昌・平野啓一郎
『クロスボーダーレビュー2009-2013』
(4)和田誠
『シネマ今昔問答』『シネマ今昔問答・望郷篇』『ぼくが映画ファンだった頃』
(5)石川三千花
『石川三千花の勝手にシネマ・フィーバー』
L.特殊な本業、その他
(1)落合博満
『戦士の休息』
(2)加納とも枝
『シネマの快楽に酔いしれて』
(3)釈徹宗・秋田光彦
『仏教シネマ』
(4)中村恵二・有地智枝子
『最新映画産業の動向とカラクリがよ~くわかる本』
(5)WOWOW「映画の間取り」編集部
『映画の間取り』
あとがき
著者名索引
書名索引

念仏と解放 第12号

同朋運動を続ける会編

定価:本体価格 500円+税

2018年10月25日発刊

西本願寺教団の部落解放運動をはじめとする反差別運動である「同朋運動を続ける会」の年報。教団が抱える矛盾や問題点を各教区の現場からの報告などを共有するための最良の書。

☆目次紹介☆
同朋運動七〇周年にむけて  嶋津弘隆
同朋運動七〇周年にむけて ――「差別・被差別からの解放」と「御同朋の教学の構築」  藤満智徳
九州・沖縄同朋運動推進協議会の現在  齊藤 真
編集後記

紀要「大阪の歴史」で『大阪断刑録』が紹介されました。

大阪市史編纂所の紀要「大阪の歴史」最新号の書評で取り上げていただきました。

10月14日毎日新聞朝刊サンヤツにて『中天の半月』掲載

阿部健著『中天の半月』のサンヤツ広告が10月14日、毎日新聞朝刊(全国版)にて掲載されます。

関西は10月16日です。

皆様どうぞご注文よろしくお願いします。

中天の半月

在庫僅少

阿部健著

定価:本体価格2,000円+税

2018年10月15日発刊

幕末・明治・大正・昭和という激動の時代において、開拓期の北海道から日本支配時代の朝鮮を舞台に、力強く生き抜いた一族の物語。日本人男性と結ばれた朝鮮人女性の生き方に感銘を受けずにはいられない。

目次紹介

まえがき
第1章 二人の政治犯
(1)高橋竹之介 /(2)転 進 /(3)大橋一蔵
第2章 北海道監獄
(1)看守白石 /(2)家族の日常 /(3)大井上典獄
第3章 朝鮮に渡る
(1)産婆学校 /(2)朝鮮通信機関 /(3)元次郎と平壌
第4章 金碩玄(キムソッキョン)
(1)出会い /(2)事件の後 /(3)出 産
第5章 独立運動前後
(1)自 立 /(2)平壌慈恵病院 /(3)闘いの後
第6章 戦間期
(1)恋する碩玄 /(2)夢見る秀治 /(3)疑惑の喜林
第7章 皇民化
(1)秀治の死 /(2)京城の秀実 /(3)平壌の羅家
第8章 親日派(チニルパ)
(1)収穫祭 /(2) 李光洙/(3)別 離
第9章 秀実の戦場
(1)実父母 /(2)病院での邂逅 /(3)脱走兵
第10章 敗戦と光復
(1)中国の抑留地 /(2)定州と古邑/(3)平壌と京城
第11章 故 郷
(1)特攻帰還 /(2)避難民と引揚者 /(3)秀実の決意
終 章 夜明けのうた
あとがき
付属資料
主な登場人物 / 略年譜 / 参考文献 / 朝鮮全図

産経新聞の朝刊「大阪特派員」で『大阪断刑録』が掲載されました。

8月21日付産経新聞の朝刊「大阪特派員」で『大阪断刑録』が掲載されました。

https://www.sankei.com/column/news/180821/clm1808210008-n1.html

 

 

夏期休業のお知らせ

平成30年8月11~19日まで休業させていただきます。

ご迷惑をおかけしますが、どうぞよろしくお願いいたします。

 

『朝鮮半島由来の文化財を考える関西国際ワークショップ2018』

関西にある朝鮮半島由来の文化財を知る・学ぶ

海を隔てて、日本と朝鮮・韓国の文化交流は古くから盛んに行なわれ、人と物の往来は絶えることがありませんでした。現在でも日本各地の遺跡や仏閣・神社などの施設で朝鮮半島由来の文化を見て取ることができます。
なかでも、かつて都が置かれていた関西地方は、日本の政治・経済・文化の中心として殷賑(いんしん)をきわめ、現在でも力強い影響力を誇っています。朝鮮半島や中国からもたらされたさまざまな外来文化が奈良で広く受容され、土着文化と溶け合い、豊かな様相が生み出された歴史的場所です。
関西には、朝鮮半島由来の絵画、彫刻、陶磁器など多数の文化財があります。それらの文化財の現状、来歴などを知ることで、文化財を活かして、今後の文化交流の発展にも大きく寄与できるものと思います。
3回目の今年は、奈良を中心にしたプログラムです。ご関心ある多くの方々のご参加を呼びかけます。

■日時:2018年6月16日(土)13:30~16:30(受付13:00~)
       6月17日(日) 8:50~18:45(集合場所:ホテル日航奈良/JR奈良駅/近鉄奈良駅)
■会場:2018年6月16日(土) 奈良県文化会館小ホール (奈良市登大路町6-2 TEL:0742-23-8921)
       6月17日(日) バス・ツアー(奈良国立博物館・天理大学附属天理参考館・法隆寺見学予定)
■プログラム:(下記)
■参加費:6月16日(土) 500円(学生無料)
     6月17日(日) 8,000円(バス&弁当代・入館料込/学生4,000円)
    *2日間参加 8,500円(学生4,000円)

*申込方法:E-mailまたはFAXで参加申込書を下記に送信。参加費は振込で。
      (参加申込書は問合せ先まで)
申込先:毎日新聞旅行
    FAX:03-6265-6921
    E-mail:okada@mainichi-ks.co.jp
振込先:●郵便振替口座:00190-1-101427 「毎日新聞旅行」
    ●三菱UFJ銀行口座:本店 普通口座 260639   同

問合せ先:「朝鮮半島由来の文化財を考える関西国際ワークショップ」実行委員会
    〒602-0017 京都市上京区衣棚通上御霊前下ル上木ノ下町73-9 阿吽社気付
    E-mail:workshop_0521@yahoo.co.jp 
     FAX:075-414-8952
     TEL:075-414-8951・090-3591-4408・080-5079-5461
  
【プログラム(予定)】
6月16日(土) (1日目) 奈良県文化会館小ホール
13:30~13:40 開会式
13:40~15:45レクチャー(司会・コーディネーター:大澤文護天理大学客員教授)
  ●「奈良の朝鮮半島由来の文化財について―仏像を中心に」(崔応天東国大学教授)
  ●「奈良博所蔵の朝鮮半島由来の文化財紹介」(岩井共二奈良国立博物館学芸部研究員)
15:55~16:25 質疑・意見&情報交換
16:25~16:30 まとめ・閉会
(17:00~19:00交流会 *地下・多目的ホール、飲食付、会費1,000円)

6月17日(日) (2日目) バス・ツアー&見学(奈良)
8:50 ホテル日航奈良集合/9:05JR奈良駅集合/9:15近鉄奈良駅集合
9:30~11:30 ①奈良国立博物館(仏教美術を中心とした文化財を展示、https://www.narahaku.go.jp/)
12:00~14:00 ②天理大学附属天理参考館(通常展示の観覧、http://www.sankokan.jp/)
14:30~16:45 ③法隆寺(世界最古の木造建築・朝鮮半島より伝わる様式・仏像、http://www.horyuji.or.jp/)
17:45近鉄奈良駅(解散)
18:45京都駅(解散) *予定は道路の混み具合などで急に変更になることもあります。ご了承ください。

■後援:駐大阪大韓民国総領事館・韓国文化院、国外所在文化財財団
■助成・協賛:秀林文化財団
■呼びかけ人■ 姜健栄(KMAJ関西前会長)、河正雄(秀林文化財団理事長)、仲尾宏(京都造形芸術大学客員教授)、水野直樹(前京都大学教授)、吉井秀夫(京都大学教授)、太田修(同志社大学教授)、李洙任(龍谷大学教授)、勝村誠(立命館大学教授)、文京洙(立命館大学特任教授)、大澤文護(天理大学客員教授)、飛田雄一(神戸学生青年センター館長)、小笠原正仁(阿吽社社長)、有光健(大阪経済法科大学客員研究員)
<順不同 2018.5.5.現在>

学校の建築と教育

学校化・教育改革・境界人

四方利明著(立命館大学経済学部教授)

本体価格:2,000円+税

2018年3月31日発刊

・・・目次紹介・・・
はしがき
序章 学校建築をみる視点
1.「非日常」の「周縁」的な出来事
2.校舎の記憶
3.「学校化」する学校
4.日本の学校建築スタイルと学校の「境界」
5.「境界人」と校舎とのかかわり
第1章 学校建築の歴史
1.江戸時代の学校建築
寺子屋  郷校 閑谷学校(岡山県備前市)  藩校 致道館(大分県日出町)  私塾 咸宜園(大分県日田市)・適塾(大阪府大阪市)
2.明治初期の学校建築
開智学校(長野県松本市) 中込学校(長野県佐久市) 開明学校(愛媛県西予市) 旧京都市立有済小学校(京都府)
3.日本の学校建築スタイルの成立
3-1.「質朴堅牢」な北側片廊下型校舎
3-2.定型化の背景
3-3.転換点としての1970年代
第2章 教育改革と学校建築
1.1980年代以降の教育改革と学校建築
2.オープンススクールをめぐって
2−1.「中心」的な空間と「周縁」=「境界」的な空間
2−2.オープンスペースは「周縁」=「境界」的な空間なのか?
淡路市立学習小学校(兵庫県) 池田町立池田小学校(岐阜県)
2−3.デンという空間
鯖江市立中河小学校(福井県) 棚倉町立社川小学校(福島県)
3.学校施設の複合化をめぐって
3−1.学校施設の複合化
3−2.学校施設の複合化の先進地を訪ねて
千代田区立千代田小学校(東京都) 千代田区立昌平小学校(東京都) 千代田区立和泉小学校(東京都)
有田川町立藤並小学校(和歌山県)
3−3.「意図した連携」と「意図せざるかかわり」
宇治市立小倉小学校(京都府) 洲本市立加茂小学校(兵庫県)
第3章 「境界人」としての建築家
1.クリストファー・アレグザンダーと東野高等学校(埼玉県入間市)
2.象設計集団と宮代町立笠原小学校(埼玉県)
3.黒川紀章と下野市立石橋中学校(栃木県)
4.山本理顕と大崎市立岩出山中学校(宮城県)
5.小嶋一浩と宮城県迫桜高等学校(栗原市)
6.青木淳と御杖村立御杖小学校(奈良県)
7.原広司と内子町立大瀬中学校(愛媛県)
第4章 地に根ざす学校建築
1.地に根ざす校舎という試み
豊岡市立弘道小学校(兵庫県) 淡路市立岩屋中学校(兵庫県) 氷見市立海峰小学校(富山県) 直島町立直島小学校(香川県) 日光市立栗山小学校(栃木県) 有田川町立御霊小学校(和歌山県)
2.地に根ざしてきた校舎
旧京都市立清水小学校(京都府) 橋本市立高野口小学校(和歌山県) 旧高梁市立吹屋小学校(岡山県) 篠山市立篠山小学校(兵庫県) 日出町立日出小学校(大分県)
第5章 学校統廃合と学校建築
1.学校統廃合の動向
2.京都府南山城村における学校統廃合と学校建築
相楽東部広域連合立南山城小学校 はどる 高尾いろいろ茶論
3.兵庫県神河町における学校統廃合と学校建築
神崎町立越知谷小学校 神河町地域交流センター 旧神河町立上小田小学校
4.京都府京都市における学校統廃合と学校建築
京都市立高倉小学校 京都市立御所南小学校 京都市立京都御池中学校 京都芸術センター 旧京都市立立誠小学校 京都国際マンガミュージアム 京都市学校歴史博物館
第6章 学校建築の諸相
1.廃校舎と希望
共星の里(福岡県朝倉市) 芳賀町シルバー人材センター、第二けやき作業所・県東ライフサポートセンター(栃木県芳賀町) 奈良カエデの郷ひらら(奈良県宇陀市) ラーニングアーバー横蔵(岐阜県揖斐川町) 星ふる学校「くまの木」(栃木県塩谷町) みつえ体験交流館(奈良県御杖村) 杵原学校(長野県飯田市)くまもとスローワークスクール(熊本県和水町) 豊郷町立豊郷小学校旧校舎(滋賀県)
2.トイレと学校建築
栗東市立栗東中学校(滋賀県) 紀美野町立毛原小学校(休校中)旧校舎(和歌山県) 砺波市立出町小学校(富山県) 神戸市立有野北中学校(兵庫県) 旧大多喜町立老川小学校(千葉県)
3.災害と学校建築
旧石巻市立門脇小学校(宮城県) 旧山元町立中浜小学校(宮城県) 十思スクエア(東京都中央区) 京華スクエア(東京都中央区) 木津川町立恭仁小学校(京都府)
4.ブラジル人学校の学校建築
HIRO学園(岐阜県大垣市) EAS浜松校旧校舎(静岡県) コレージオ・ブラジル・ジャパン(愛知県名古屋市) コレジオ・サンタナ学園(滋賀県愛荘町) 日伯学園(群馬県大泉町)
5.木造校舎の復権
5−1.木造校舎の動向
5−2.木造校舎に魅せられた人たち
5−3.木造校舎の復権
5−4.岩手県遠野市の木造校舎
遠野市立遠野東中学校 遠野市立青笹小学校 遠野みらい創りカレッジ
5−5.さまざまな木造校舎
南越前町立今庄小学校(福井県) 旧久慈市立繋小学校(岩手県) 和水町立三加和小学校(熊本県)
あとがき

仏教マンガフェア at 法蔵館

今なぜ仏教マンガか!!!!

ということで、

4月4日から4月30日まで、京都法蔵館書店で仏教マンガフェアが行われます。

おかざき真里著『阿・吽』(小学館)や巻来功士著『SHODO―勝道上人伝』の色紙も並びます。

さらに、

4月14日15時から巻来先生のトークイベントを行います。

お問い合わせは法蔵館までよろしくです。

 

 

生きる――。

〈いのち〉と〈こころ〉を見つめて

佐々木恵雲著

定価 : 本体価格1,000円+税

2018年3月1日発刊

医師で僧侶で教育者でもある著者が、老いや死とグリーフケア、子育てと親子関係の問題、人間関係の悩みと自殺など、多くの人に共通する悩みや問題について思索をめぐらし、人生をゆたかに生きる指針を示す。

***目次紹介***
はじめに
自己紹介に代えて
老いも死も受け入れて、生きる
父を看み 取って、生きる思いを新たに
からだとこころのふれあい
亡き人とともに生きる
亡き友と語らう
遺された家族へのグリーフケアを
赤ちゃんを亡くした親の深い悲しみに寄り添う
「多死社会」で死を迎える
「孤独死」は悲惨な死なのだろうか
娘の自慢は長寿のひいおばあちゃん
子に育てられながら、生きる
生まれてきてくれて「ありがとう」
子どもの発達や成長には個人差がある
インターネット情報に振り回されないで
しつけに暴力はいらない
子どもの自由な想像を育もう
個性の大切さをとらえる子どもの視点
自分の存在をまるごと受け止めてくれる人
遊びが人を育てていく
スポーツから教えられること
親子の共感
人と人とのあいだで、生きる
本当に大切なもの
情報社会の中で
生きる意味は必要ない、生きる意志があるだけで大丈夫
いのちあるものをありがたくいただく
自分が楽に生きられる場所を求めていいのです
柔らかな心をもって、しなやかに生きる
アクセルとブレーキのバランスをうまくとる
共にあり共に生きることの大切さを見つめ直す
自殺をほのめかす「サイン」に気づいてください
小さないのちに大きな願いがかけられている
医師として僧侶として、生きる
こころをつなぐことば
いのちの行く末
今日を生きる
いのちの重さについて考える
かけがえのない出会い
おわりに

謹賀新年

2018年 あけまして おめでとうございます

昨年は皆様方のご支援のもと、着実な歩みを進められました。

本年もさまざまな企画と出版がございます。

社員一丸となってまいりますので、どうぞよろしくお願いします。

株式会社 阿吽社

代表取締役 小笠原正仁

社員一同

 

毎日新聞 歴史図書特集広告

2017年の最後を飾って、毎日新聞の歴史図書特集広告を出しました。

著者の先生方には感謝申し上げます。

また、少しずつ、牛の歩みですが、出版活動を続けることができたのは、

ひとえに読者の皆様方のご支援の賜物と感謝申し上げます。

数時間後には、2017年が終わり、2018年という新しい年の幕開けです。

皆様、これからもよろしくお願い申し上げます。

株式会社 阿吽社

代表取締役 小笠原正仁

社員一同

 

年末年始休業のおしらせ

2017年12月27日(水)~2018年1月4日(木)まで休業させていただきます。

年内発送最終日は12月25日(月)です。

ご迷惑をおかけしますが、どうぞよろしくお願いいたします。

大阪「断刑録」―明治初年の罪と罰

牧英正・安竹貴彦 著

本体価格2,000円+税

2017年10月31日発刊

維新期大阪の刑事裁判記録(断刑録)を、「旧幕府法期(明治2~3年末)」「新律綱領期(明治4~5年末)」「大阪裁判所時代(明治6~9年)」に分けて採録。近代化の中で庶民の姿が浮きぼりとなる。

***目次紹介***
まえがき
Ⅰ 大阪府時代前期(旧幕府法期・明治二~三年末)
いちばんはじめの事件
前代のあと始末
「ぜんざい屋事件」の密告者を殺害/ 亜米利加(アメリカ)みやげで災難/ 米商人を天誅と称しさらし首
/ 成り上がり御親兵の失態
*[解説1] 明治初年大阪府の刑罰体系 ─ 幕府法の再利用
まぼろしの多田隊
「新組」結成のたくらみ/ 多田隊事件余滴 ─ 津山の贋金鋳造未遂事件
新政のきしみ
不満の若者らが打ちこわし/ 下肥騒動/ 部屋住みの苦境
*[解説2] 吟味と仕置の見聞記
主殺し・親殺し
塩漬けの死骸を磔─ 明治元年の親殺し/ 古主夫婦殺しで磔 ─ 凄惨な死闘の果てに/ 元主人の妻へ傷害のうえ放火
*[解説3] 断獄役人の懐旧談
贋 金(1)― 戊辰戦争の終結以前
郡上藩の贋金づくり/ 太政官札の偽造
*[解説4] 新政府の通貨偽造対策 ― 戊辰戦争の終結と偽造宝貨律
贋 金(2)― 大阪府知事の即決
イカの甲で一朱銀を偽造/ 一両楮幣を偽造行使/ 偽造困難な紙幣を ─ 大阪府の上申/ 寺子屋師匠 贋札で買春/ 一分楮幣贋造
痴情の果て(1)
離縁した妾に路上で刃傷/ もとの男とよりをもどすために夫を毒殺/ 清僧と後家の密通/ ふたりの男を行ったり来たり/ 毒薬斑猫のききめ
遊女の受難
茶立女を虐待死/ 恋しい女と心中のつもりが……
*[解説5] 幕末から明治初年の大阪の遊所
牢は避けたい
牢番へわいろ/ 早く「下宿所預け」にして(1)/ 早く「下宿所預け」にして(2)
*[解説6] 大坂町奉行所の牢と大阪府の牢
徒 刑 ─ 新しい刑罰
外役徒刑囚の逃亡/ 徒刑囚の情事/ 徒刑場部家頭の密通
*[解説7] 初期徒刑場と徒刑
かたり
詐欺師上総介/ 天狗がとり憑いた/ 事実無根のかわら版の発行/ だまされたほうも悪い/ お上をかたって大金強奪/ 余聞 ─ ひとりだけ死刑のわけ
川口居留地 ─ 西洋人との出会い
英・蘭居館から盗み 居留地で三日さらし/ 外国人商会から持ち逃げ/ 所預け中に英国人から悪金売買の依頼
*[解説8] 川口居留地
被害者側からの減刑願
主人の金一五〇〇両を持ち逃げ/ 不埒の下人を殺害/ 護身用のピストルが暴発
*[解説9] 大坂町奉行所から大阪府へ(1)― 近世の大坂町奉行所と吟味筋
市井の触法(1)
男女混浴の禁止違反三件/ 石打 ─ 手荒い婚礼祝い/ 大阪町人らの私刑(リンチ)/ 下手な物まねから死人が出る
*[解説10] 大坂町奉行所から大阪府へ(2)― 大坂町奉行所の終焉
身分逸脱
町人の身分で乗馬/ 町人の身分で帯刀/ 身分をいつわり泊茶屋で遊興/ 入湯拒否に憤って不法におよぶ
*[解説11] 大坂町奉行所から大阪府へ(3)― 大阪府の成立と旧幕臣たち
Ⅱ 大阪府時代後期(新律綱領期・明治四~五年末)
外国人の犯罪
ドイツ人が竈の修理人に暴行 ─ 条約締結国の場合/ 清国人の詐欺取財 ─ 条約未済国の場合
強 盗
三井組から大金強奪 ─ 馬鹿むすこに親馬鹿/ 石割強盗/ 藩邸の門番が路上強盗/ 三人を謀殺強盗 ─ 大阪府は梟首にしたかった
*[解説12] 新律綱領― はじめての全国統一刑法典
職務違反
大阪府権大属の収賄/ 府の再伺いで命拾い/ 郵便役所飛脚人足の不始末/ 「遊所仲間年行事」が駆黴院患者の遊女と密通/ 他事記載で徒刑場送りにする/不埒の取調べ
*[解説13] 明治二~五年ごろの大阪府の断獄関係者
流 言
高野山末寺住職が函訴/ 軍事病院が小児を誘拐のデマ/ 狐つきと称し世人を惑わす/ まじないのお札売り
痴情の果て(2)
浮気な女房を斬ったはずが/ 徒刑場の恋/ いったん離縁 再縁の後に姦夫を殺害/ 旧幕府の能役者 娘二人と密通/ 同居人が妻と密通、第三者による私和/ 離縁した妻を殺す
子どもと貧困
小児を非人に売る/ もらい子殺し三件
*[解説14] 司法職務定制 ― 司法と行政の分離をめざして
贋 金(3)
贋金一味を誤判で釈放/ 小浜藩贋金づくりの余波/ 交錯する四件の贋金づくり/ 贋金づくりの島から脱出
遊女と遊所
抱えの食焼奉公人にリンチ/ 僧侶が遊女を身請け/ 泊茶屋渡世の差止違反
市井の触法(2)
男女混浴/ 貧院を脱走二件/ 新田の支配人 小作人に自じ 儘ままに融通/ 珍商売豚相撲?/ 幼年者が戯射した弾丸で傷害/ 相撲取りが無銭飲食/ 提灯に菊の紋章/ 民間の「新律綱領」は没収
Ⅲ 大阪裁判所時代(明治六~九年)
*[解説15 ] 大阪裁判所の設置
最後の仇討ち
士族の果て
長崎の士族 女と欠落 窃盗/ 酩酊の士族 人力車夫に陰嚢をつかまれる/ 剣術師範の末路/ 収監中の佐賀の乱賊徒幹部に収贖金
*[解説16] 改定律例 ― 刑罰の近代化とその限界
政治批判
関新吾、讒謗律・新聞紙条例違反事件/ 川上音二郎の選挙批判(番外)
*[解説17] 開設当初の大阪裁判所
人 災
払下げ弾薬の処理中暴発し三〇人あまり死亡/ 失火による「座摩の大火」/ 歌舞伎役者失火で死傷者多数
脱 籍
新門辰五郎の世話で兵隊となり官軍に転じ帰郷/ 清水次郎長の世話になる
親と子異聞
父の教令に違反し遊蕩止めず/ 義母に情交を申し懸け拒まれて傷害/ 老母の扶養のため、懲役囚を出所させる/ 酔うて実母を槌で殴打し懲役終身
強盗・窃盗など
強盗犯 斬罪の指令到着の日、同囚の脱獄計画を首報/ 出納寮に新金貨輸送中窃盗/ 偽金を用い、通行人から詐取/ 仕切金に偽金封 逃亡 出家 自首/ 海賊 破牢 また強盗
贋 金(4)
贋札と知らずに行使/ 上知令をめぐるごまかしと古貨幣偽造/ 贋金と知って行使─ 慈善家の偽造犯
芸娼妓の解放
*[解説18] 遊女解放令
切ほどきの妻を再度和売/ 娘を和売/ 和売した娘の解放を受けず/ 娼妓と駈け落ち/ 娼妓はまの運命
/ 娼妓と遊んだが金がなくて逃げる
囚人あれこれ
流刑地を脱走/ 脱獄成功後に娑しゃば婆で捕まる/ 懲役人脱走に失敗/ 懲役場は寒い/ 監房内でばくち
/ 昼飯を二人分取って露見/ 檻倉内の臭い飯/ 死刑囚が同囚の減刑を図りいつわりの破牢/ 同囚の集団脱獄を阻止
*[解説19] 監獄則 ― 行刑の理想と現実
痴情の果て(3)
女に振られ周囲の人に傷害/ 密通逃亡したら元夫は離縁していたので無罪/ 婚約者に縁組を迫られて殴打
/ 相手を確認できないが姦通の妻を殺害/ 男六人と和姦/ 密通妻と姦夫と祖母を傷害/ 娼妓と無理心中未遂/ 遊芸になじむ若い男女の心中未遂
商 売
堂島米会所空取引事件/ 藤田伝三郎偽証一件/ 珍商売 笑い蠟燭/ 渡し守の詐欺取財/ 洋食兼玉突き業者の名案/ 「小学教授法」の偽版/ 天皇皇后の写真を販売/ 新発明の機械利用を多勢で妨害/ 木賃宿の主が止宿人の死屍を投棄
番人(巡査)をめぐって
番人の部落差別に抗議/ 番人、鎮台兵と衝突し上司に実を告げずに逃亡/ 臆病な裁判所逮部/ 姦通の風説により住職を恐喝/ 犬に吠えられ、警棒がとんでいった/ 横柄な男が警官と知らずつかみあう/ 辞令を破棄して/ 免職巡査の憤り/ 戸籍を詐称して邏卒となる
酒の災い
住吉神社の祭礼をめぐり喧嘩/ 仲士が同僚を刺殺、正当防衛か/ 酒乱の兵隊、役所に放尿で「不応為」
/ 医学修行の藩士 大酔して殺人
市井の触法(3)
島津源蔵、錬金術/ 酔って路傍の肥桶倒す/ 電信設備を壊す 二件/ 丁稚がイギリス人に悪態
/ すいか泥棒/ 兄の身代わり受験/ 裸の郵便屋/徴兵を恐れて逃亡
あとがき

『「いのち」の保育』重版

ご好評をいただき、『「いのち」の保育』を重版いたしました。

故・田中雅博先生のドキュメンタリー放映

『進行がんになった医師で僧侶が語る『がんで死ぬのは怖くない』仏教と医療の再結合・スピリチュアルケア』の著者である、故・田中雅博先生の晩年を密着・記録したドキュメンタリー番組、『末期がんの“看取り僧医”が伝えたかったこと(仮題)』が以下の予定で放映されます。

放映日時 : 9月18日(月曜日) 22:50~23:40

NHK総合テレビ

 

 

大橋忠雄著『夢を追って』を毎日新聞の広告に掲載しました。

大橋忠雄著『夢を追って――戦国武将・中川瀬兵衛清秀』の広告を、8月7日付毎日新聞大阪本社版の平和を考える本特集で掲載します。

茨木市に城をもった、戦国時代の武将を描いた作品ですが、終戦直後の小学生の男の子たち3人組がタイムスリップして、戦後時代のリアルな戦争を経験するというものです。

そこでは、戦争で父を亡くした少年の物語も一つの軸となっています。

どのような時代においても人の命を大切にするということを、この物語から学んでいただければというのが、著者の願いです。

夏期休業のお知らせ

8月11~16日は夏期休業させていただきます。

ご迷惑をおかけしますが、よろしくお願いいたします。

【書評掲載】〈少年の旅立ち〉の書評が掲載されました

アメリカ思春期文学にみる〈少年の旅立ち〉―ハック、オズ、ライ麦畑、ゲド戦記から現代文学まで

の書評を京都新聞さま、信濃毎日新聞さまに掲載していただきました。

 

【書評掲載】『和歌山の差別と民衆』が仏教タイムスで取り上げられました。

『和歌山の差別と民衆』が仏教タイムスで取り上げられました。仏教タイムスさんありがとうございます。

関西国際ワークショップ2017の18日フィールドワークの募集締め切りについて

【お知らせ】

6月17日・18日に行われます、朝鮮半島由来の文化財を考える関西国際ワークショップですが、二日目18日に行われますフィールドワークの募集定員になりましたので、締め切らせていただきます。

17日のシンポジウムにつきましては、まだまだ会場に余裕がありますので、聴講大歓迎です。

よろしくお願いします。

事務局

朝鮮半島由来の文化財を考える関西国際ワークショップ 2017のご案内

朝鮮半島由来の文化財を考える関西国際ワークショップ 2017
――関西にある朝鮮半島由来の文化財を知る・学ぶ

海を隔てて、日本と朝鮮・韓国の文化交流は古くから盛んに行なわれ、人と物の往来は絶えることがありませんでした。現在でも日本各地の遺跡や、仏閣・神社などの施設で、朝鮮半島由来の文化を見て取ることができます。
なかでも、かつて都が置かれていた関西地方は、日本の政治・経済・文化の中心として殷賑(いんしん)をきわめ、現在でも力強い影響力を誇っています。朝鮮半島や中国からもたらされたさまざまな外来文化が大阪・奈良・京都周辺で広く受容され、土着文化と溶け合い、豊かな様相が生み出された歴史的場所です。
関西には、朝鮮半島由来の絵画、彫刻、陶磁器など多数の文化財があります。それらの文化財の現状、来歴などを知ることで、文化財を活かして、今後の文化交流の発展に大きく寄与できるものと思います。今年は、ユネスコ世界記憶遺産に登録申請中の「朝鮮通信使」に焦点を当てます。ご関心ある多くの方々のご参加を呼びかけます。
■日時: 2017 年6月 17 日(土)12:30~17:00(受付 12:00~)
18 日(日) 8:30~17:30(集合場所:JR 京都駅八条口)
■会場:6月 17 日 京都・しんらん交流会館 大谷ホール(京都市下京区諏訪町通六条下る上柳町 199 ☎075-371-9208 地図:下記)
6月 18 日 バス・ツアー(京都・滋賀)(近江八幡・三井寺・高麗美術館・相国寺など見学予定)■定員:先着40 人(席に余裕がある場合は当日参加も可)

■参加費:6/17  1,000 円(学生及び65 歳以上半額500 円)
6/18  3,000 円(同2,000 円、バス代・観覧料込)
2日間参加3,500 円(同2,500 円)
*申込方法:e メール・Fax・はがきで下記に申し込みの上、参加費は振込で。
⇒振込先:●郵便振替口座: 00140-9-514310 「朝鮮文化財ワークショップ」
●ゆうちょ銀行口座:店名〇一八(ゼロイチハチ) 普通預金 5651933
「朝鮮文化財ワークショップ」
■主催:「朝鮮半島由来の文化財を考える関西国際ワークショップ」
実行委員会 (実行委員長=姜健栄)
■連絡先:workshop_0521@yahoo.co.jp  Fax075-414-8952
〒602-0017 京都市上京区衣棚通上御霊前下ル上木ノ下町73-9 阿吽社気付
☎075-414-8951・090-3591-4408・080-5079-5461
■後援:駐大阪大韓民国総領事館・韓国文化院、国外所在文化財財団
■助成・協賛:秀林文化財団
■呼びかけ人■ 姜健栄(KMAJ 関西前会長)、河正雄(秀林文化財団理事長)、仲尾宏(京都造形芸術大学客員教授)、水野直樹(前京都大学教授)、吉井秀夫(京都大学教授)、太田修(同志社大学教授)、李洙任(龍谷大学教授)、文京洙(立命館大学特任教授)、勝村誠(立命館大学教授)、庵逧由香(立命館大学教授)、大澤文護(千葉科学大学教授)、飛田雄一(神戸学生青年センター館長)、李洋秀(大阪経済法科大学客員研究員) (順不同)
朝鮮半島由来の文化財を考える関西国際ワークショップ行程
●知りたい・学びたい・共有したいポイント●
①関西地方にどのような文化財があるのか(現状)、②どのように集まったのか(歴史)、③朝鮮・韓国側からはどのように持ち出され、渡来したのか(経緯)、④これらの文化財をどのように活かすのか(活用)

【プログラム(予定)】

6月17 日(土) (1 日目) 京都・しんらん交流館 大谷ホール
12:30~13:00 ビデオ上映『朝鮮通信使と民衆――江戸時代の善隣友好』(広島県立歴史博物館企画、1993)
13:00~13:15 開会式・参加者紹介
13:15~14:45 レクチャー(韓国から)
●「日本にある韓国文化財の重要性-梵鐘と金属工芸」崔応天(東国大学教授)

●「日本民芸館における国外所在文化財財団による調査・修復事業」金成鎬(国外所在文化財財団)

14:45~15:00(休憩)

15:00~16:30 レクチャー(関西から)

●「朝鮮通信使縁地連の活動から(仮題)」松原一征(朝鮮通信使縁地連絡協議会代表)

●「京都・滋賀のユネスコ世界記憶遺産申請物件について」仲尾宏(京都造形芸術大学客員教授)

●「儒学者姜沆と藤原惺窩の交流」姜健栄(KMAJ 関西前会長)

16:30~17:00 質疑・まとめ

(17:30~20:00 交流会 *会費制)
6月18 日(日) (2日目) バス・ツアー&見学(京都・滋賀)
8:30 集合(京都駅八条口)
*以下の予定時間は道路の混み具合などで急に変更になることもあります。ご了承ください。(名神高速道路経由)
9:50~10:20 ①近江八幡(本願寺八幡別院・旧伴家住宅展示品・朝鮮人街道見学)
12:20~13:00 ②三井寺・梵鐘、高麗大蔵経(高麗時代の1032 年製とされる朝鮮鐘及び高麗大蔵経を見学)
14:00~14:40 ③高麗美術館(1988年鄭詔文氏が私財を投じて開設。優れた高麗青磁、朝鮮白磁など1700 点余の作品を所蔵)
15:00~17:00 ④相国寺・慈照院(相国寺の慈照院朝鮮通信使資料と経蔵見学)
17:30 京都駅(解散) (18:00~19:30 懇親会 *会費制)

第23回全国部落史研究大会のお知らせ

第23回全国部落史研究大会/全国部落史研究会第10回総会のご案内
日 時 2017年7月29日(土)、30日(日)
会 場 東別院会館(真宗大谷派名古屋別院内)/名古屋市中区橘2-8-45 ☎052-331-9576
参加費 研究大会【会 員】個人2000円、学生1000円
【非会員】個人4000円(3000円)
学生3000円(2000円)
*( )内の金額は1日参加の場合。
*参加費には報告書代が含まれます。
*団体会員は1名まで会員扱いとさせていただきます。
研究交流会 5000円
フィールドワーク 3000円(資料代、ガイド代、弁当代等)

主催 全国部落史研究会 後援 NPO法人愛知部落解放・人権研究所、真宗大谷派名古屋教区

■第1日目[7月29日(土)]  受付     12:00~
全国部落史研究会第10回総会     12:30~13:30
第23回全国部落史研究大会開会行事  13:30~13:50

第23回全国部落史研究大会分科会   14:00~17:30
前近代史分科会 テーマ:中世から近世への移行期における被差別民衆
第1報告「近世三河の非人」 藤井寿一(全国部落史研究会)
第2報告「中世・近世移行期の越後の渡しと渡し守」 西澤睦郎(新潟県立十日町高等学校(定時制))
近現代史分科会 テーマ:戦後の部落解放運動をめぐる諸問題――多様な組織とその意義
第1報告「三重県厚生会と戦後の同和行政・解放運動」 黒川みどり(静岡大学)
第2報告「北原泰作と岐阜県民主同和促進協議会」 手島一雄(立命館大学)

第23回全国部落史研究大会研究交流会【事前申込必要】 18:30~20:30

■第2日目[7月30日(日)]  受付   9:00~
第23回全国部落史研究大会全体講演 (講演+質疑) 9:30~12:00
「塩の道(中馬街道)と被差別部落-三河地方を中心に-」 伊藤卓夫(津島市人権教育推進協議会)

閉会行事 12:00~
フィールドワーク「愛知県水平社ゆかりの地をめぐる」(定員40名) 13:00~17:00

参加申し込み方法
❶ 申込書に必要事項をご記入の上、7月21日(金)までにFAXにてお申込ください。申込書はメールまたはファクスでご請求下さい。
❷ また、参加費を7月25日(火)までに以下の郵便振替口座にお振り込みください。
なお、払込手数料は参加者負担でお願い致します。
口座記号番号 00920-3-256172
加入者名 全国部落史研究会
❸宿泊は各自でご予約ください。

お問い合わせ先、申込先

全国部落史研究会事務局(担当/ 矢野)
熊本市中央区大江2-5-1 熊本学園大学
社会福祉学部福祉環境学科矢野研究室
☎:096-364-8172
Fax:096-372-0702
Email:zenkokuburakushi@gmail.com

申込期限 2017年7月21日(金)必着

報告概要

■前近代史分科会の内容

第1報告「近世三河の非人」藤井寿一(全国部落史研究会)
譜代藩領・天領・旗本領・寺社領が複雑に入り込んだ近世の三河には、「山屋敷」と称される非人身分の集落があり、三河国全体の山屋敷を組織する「三州十二小屋仲間」が形成されていた。本報告では、四名の頭のうちの一人が「三州非人総頭」を兼任していた碧海郡尾崎村の山屋敷、並びに三河一向一揆の拠点の一つで後には近世在郷町であった額田郡山畑村の山屋敷の成立と展開、近世初期に記された『三河物語』に描かれている戦国期の非人との関係性などについて考察を試みたい。また、近世後期の宗門帳を用いて、山屋敷構成員の実態を明らかにするとともに、一時的には京都悲田院年寄の本所支配を受け入れたことの意義を探る。さらには、勧進行為の様相や、山屋敷非人頭の「出張手下」に位置付けられている村々の番非人についても論究したい。

第2報告「中世・近世移行期の越後の渡しと渡し守」西澤睦郎(新潟県立十日町高等学校(定時制))
かつて中世史家の網野善彦氏は、東日本は非人や犬神人の所見がきわめて少なく、鎌倉鶴岡八幡宮の犬神人と越後奥山庄の「非人所」の二件のみだと指摘していた。後者の非人所とは、「蓮妙の非人所」(『三浦和田文書』、正応5年)、「非人所畠少々」「入出山非人所」(『色部文書』年不詳)、「入出非人所五宇」(『河村文書』年不詳)という史料表現である。非人所の位置は判明していない。その非人の実態についても不明だが、「金掘り、筏流し、水運従事者」( 井上鋭夫氏)、「非農業民、漁撈・水上交通者」( 服部英雄氏) などの学説がこれまで出されている。水運従事者・水上交通者には渡し守も含めて考えることができるものと思う。
近世・近代において、越後国( 新潟県) の多くで渡し守が「えた」同様の差別を受けたのは明らかである。そこで特に、中世越後国の史料から渡し守関連のものを網羅し提供してみたい。中世の差別実態は不明であるものの、近世近代の差別実態が明らかであれば、渡しと渡し守を中世までさかのぼって見ておくことは、一定の意味を持つものと考えられるのである。

■近現代史分科会の内容

第1報告「三重県厚生会と戦後の同和行政・解放運動」黒川みどり(静岡大学)
三重県厚生会は、アジア・太平洋戦争の時代に突入し水平社と融和団体の一体化が進むなか、まさにそれを体現するかたちで1934 年に成立した融和団体である。戦後まもなく「民主主義」の理念を掲げて、上田音市を理事長に擁して再建され、2003 年に解散するまで、部落解放運動未組織地域をも含む被差別部落の要求をくみ上げる役割を果たしてきた。全国的に見てもやや特異ともいえるこの団体に着しながら、戦後から同対審答申前後までの被差別部落のありようを見通したい。

第2報告「北原泰作と岐阜県民主同和促進協議会」手島一雄(立命館大学)
戦後の部落解放運動史を考えるうえで、北原泰作の果たした役割を外すことはできないだろう。北原は、部落解放同盟の新綱領(1960 年)や同和対策審議会「答申」(1965 年)の作成に関わり、朝田善之助ら同盟主流派と決裂して後は「国民融合論」の提唱(1975 年)を行った。そうした北原の解放運動論の変遷を、彼の地元での活動実践から捉え返す。1962 年に創設された岐阜県民主同和促進協議会で北原は会長を務め、官民協力による同和対策事業や部落差別の解消に精力的に取り組んだ。その機関紙『民主同和情報』を検討することで、北原の運動論の特徴を実践面から問い返してみたい。

■全体講演の内容

「塩の道(中馬街道) と被差別部落――三河地方を中心に」伊藤卓夫(津島市人権教育推進協議会)
三河湾は、奈良時代より塩の産地として知られているが、信州飯田方面への塩の道は、①矢作川を上って古鼠(ふっそ) 九久平から中馬で足助へ、足助から根羽、平谷を経て飯田へと運ぶ道( 足助街道)、②吉田(豊橋)から豊川―野田を経て新城まで舟運し、新城から中馬で海老―田口―上津具―根羽、平谷を経て飯田に至る(伊那街道) 2本の中馬街道があり、江戸時代後期には、一年に18,000 頭もの中馬が通ったと記録にある。多数の中馬が通れば、斃馬も出る。それら斃馬等の世話をし、処理を任された長吏・手下といった当時の被差別部落の人々の足跡を、馬頭観音の石像をたどることから、三河から信州への塩の道( 中馬街道) を支えた被差別部落の人々に視点を当ててみた。

■フィールドワーク「愛知県水平社ゆかりの地をめぐる」
今回のフィールドワークは愛知県水平社(1922年11月10日創立)の本部があった平野町を訪問し、愛知県水平社創立以降の部落解放運動の歴史と今日の地域の現状を学習すると共に、1940年8月25日に愛知県水平社の解散式を挙行し、県内から集めた荊冠旗を焼却した平野説教所(現正信寺) やと場跡など地域に残る歴史遺産等を見学する。

解説と案内 山崎 鈴子( 部落解放同盟愛知県連合会書記長)他

田中雅博先生ご逝去の報

2017年3月21日、弊社でも、御著書を上梓されていました田中雅博先生がご逝去されました。

深く哀悼の意を表します。

和歌山の差別と民衆

――女性・部落史・ハンセン病問題

矢野治世美 著

定価:本体価格2500円+税

2017年3月発刊

『和歌山の部落史』編纂過程で見えてきた、部落問題、女性問題、ハンセン病問題などを独自の視点でまとめており、編纂過程で利用された高野山文書など、重厚な資料操作によって、議論が展開されている意欲的な論文集。

もくじ

まえがき
Ⅰ 女性への差別
一 近世高野山の女人禁制
二 浄土真宗の尼講――紀伊国の事例から
三 部落女性のくらし――和歌山の部落史の史料から
Ⅱ 近世被差別民の多様な情況
一 高野山と被差別民
二 近世紀伊国の多様な被差別民
三 皮田村の生業と生活
書評1 下坂守著『中世寺院社会と民衆 衆徒と馬借・神人・河原者』
書評2 寺木伸明・黒川みどり共著『入門 被差別部落の歴史』
Ⅲ 近代のハンセン病問題
一 ハンセン病問題と和歌山県――近代の湯の峰温泉をめぐって
二 高野山とハンセン病――近代以降を中心に
付論1 和歌山県とハンセン病問題――戦後の新聞記事から
付論2 外島保養院の記憶をのこすために

あとがき
参考文献
索引

〈差別ごころ〉からの〈自由〉を

中島勝住 著

定価:本体価格1,200円+税

2017年3月発刊

京都の大学で「反差別教育としての人権教育」講義を30年間つづけてきた実績を基に、差別する側のメカニズムを考察し、多様性やマイノリティ性が抑圧・排除されずに承認される社会の実現について戦略的に考える。

もくじ

まえがき
序章〈自己〉解放教育
1 講義の背景
2 名称のこと
第1章 多文化主義と差別
1 差別の定義
2 オーストラリアの「反差別法」
3 オーストラリアの差別実態
Column1 エイジズム
第2章 多文化主義と日本
1 「同じ」と「違い」
2 「違い」は「差別」か
3 「個性」とは「違い」である
4 自尊心と優越感
5 「区別」は「違い」の承認である
6 みんなちがって、それでいい
7 「差別をなくす」から「差別を減らす」へ
Columu2 自尊心・優越感再考
第3章 差別問題を考えるということ
1 「差別語」は差別するか
2 「行為」と「非行為」
3 「意識」のやっかいさ
4 論理的錯誤
5 「意識」の囚われからの解放
6 差別を意識する
7 「差別行為」の判定
Columu3 〈LGBT〉という表記について
第4章 差別の実態――「青い目 茶色い目」から
1 背景
2 まなざし
3 差別の循環
4 自由なふるまい
5 経験の意味
6 立場の可逆性
7 能力の向上
Columu4 感動ポルノについて
第5章 差別の実態――結婚差別から
1 背景
2 第1ステージ
3 第2ステージ
4 第3ステージ
5 差別のメカニズム
6 差別は本能か、昔話か
7 差別の正当化
8 結婚差別と結婚観
9 差別しない根拠
10 根拠をめぐるもう一つのこと
11 「傍観者」の意味
Columu5 血のはなし
終章 できるだけ差別しないわたしになるために
1 差別に境界を引く
2 差別問題を「教える」こと
3 できるだけ差別しないわたし
4 差別を減らすのはわたし
Columu6 「格差」ではなく「差別」
謝辞
参考文献および推薦図書
資料

 

アメリカ思春期文学にみる〈少年の旅立ち〉

――ハック、オズ、ライ麦畑、ゲド戦記から現代文学まで

吉田純子 著

定価:本体価格2500円+税

2017年3月発刊

アメリカの少年たちは代表的な思春期文学の主人公の「男らしさ」を理想とし、体現してきたが、1960年代以降ゲイや障害者など多様な主人公が生み出され、アメリカ社会の大きな変容にも影響を与えている。

もくじ

序章――まえがきに代えて

第Ⅰ部
第1章 オズの悩める男たち
第2章 文明・野生の境界線上の少年たち
第3章 猿に育てられたイギリスの貴公子
第4章 影を殺した少年
第Ⅱ部
第5章 〈ゲド戦記〉の男らしさの見直し
第6章 男らしさの〈宇宙〉をかき乱す
第7章 チーズになった少年
第8章 アジア、女性と和解する
第Ⅲ部
第9章 スラムからヴェトナム戦争へ
第10章 ゲイとして生きる
第11章 障害者として生きる
あとがき――セルマからストーンウォールまで
作家紹介
引用・参考文献

NHKテレビ「こころの時代」

Eテレで田中雅博先生の特集があります。

こころの時代「いのちの苦しみに向き合って~がんになった“僧医”の遺言~」

2月4日午後1時~午後2時

 

年末年始休業のお知らせ

2016年12月28日午後~2017年1月5日までは休業させていただきます。

年内の発送最終日は12月27日、年始の発送は1月6日以降になります。

どうぞよろしくお願いいたします。

 

ピースキーパー――NGO非暴力平和隊の挑戦

定価 500円(税込)

国際NGO非暴力平和隊の創設者メル・ダンカン氏の2016年夏の広島での講演を緊急出版。

市民の非暴力による紛争地での平和活動と、事例としての南スーダンでの状況についてのレポート。

非暴力による平和維持活動と日本国憲法9条の世界的意義について、立命館大学教授君島東彦氏による論稿を掲載。

2016年11月3日発売

 

・・・・・・目次・・・・・・

刊行にあたって

市民による平和構築の可能性・・・メル・ダンカン

日本国憲法が想定する非軍事による平和構築・・・憲法9条と非暴力平和隊   君島東彦

メル・ダンカン略歴

非暴力平和隊について

講演日程

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