転生の都市(まち)・京都─―民衆の社会と生活

辻 ミチ子著

江戸後期、「花の都は200年前にて、今は花の田舎たり。田舎にしては花残れり」と記され、明治初期には「西京」と呼ばれた地方都市・京都はどのように再生するか。、町人の自治組織「町組」を軸に、町衆→町人→市民を描く庶民生活史。

定価 7900円+税

◆目次紹介

I 民衆と町自治─―町組と小学校
序章 町組と町代について
第1章 京都町組の回生
第2章 「御一新」と町組
第3章 小学校の建営
終章 「お区内」の町
[付1] 「町組寄合」三題噺
[付2] 天明の”米祈願一件”始末
[付3] 「町用人」覚書
[付4] 京都における幕末維新の心学講舎

II 都市の再編─町共同体・民衆・被差別部落
第1章 明治十年代京都における「町」と民衆
第2章 都市の再編成と被差別部落─京都市中とその周辺を舞台にして─
[付1] 明治10~20年代 京都における町組の自治をめぐって

III 被差別社会の展開
第1章 近世社会の身分性
第2章 近世社会の芸能
第3章 19世紀 京都における「非人小屋」とその周縁
[付1] なぞの下村氏再考―─『京阪文書』『京五条坂古証文』研究ノート
[付2] 『諸式留帳』にみる

  • 判型 : A5判・上製
  • 頁数 : 404頁
  • ISBN : 4-900590-61-4

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