近代に生きる人びと─―部落の暮らしと生業

京都部落史研究所編

明治維新以来の貧しさと豊かさが織りなした近代社会を、被差別部落の人びとは、どのように歩み続けてきたのだろうか。“もうあんな仕事はわが子にはやらせとうない”──そんな言葉が重ねられるその日その日の生業(なりわい)のなかに、知恵や才覚を働かせてエネルギッシュに生きてきた人びとのあるがままの姿を凝視し、貧困史の被差別部落像を再検討する。

本体2214円+税

◆目次紹介

近代・差別・生業――序に代えて─………師岡佑行

部落の仕事と生活
行商(ぎょうしょう)1………師岡佑行
猿回し(さるまわし)………土方 鉄
草履表(ぞうりおもて)………山本尚友
竹の皮………中村水名子
マッチ………八箇亮仁
わらじ………長尾眞砂子
番茶刈り(ばんちゃかり)………小林丈広
春駒(はるこま)………土方 鉄
行商(ぎょうしょう)2………灘本昌久
くず買い………中村水名子
ブラシ………金子眞知子
生業(なりわい)………師岡佑行
井戸掘り………八箇亮仁
葱屋(ねぎや)………前川む一
土方(どかた)………小林丈広
瓦づくり………中村水名子
屠殺(とさつ)………中村水名子
皮革づくり………中村水名子
膠造り(にかわづくり)………中村水名子
ほうき作り………中村水名子
漫才(まんざい)………土方 鉄
靴直し………灘本昌久
毛モス買い………灘本昌久
法界屋(ほうかいや)………中村水名子
くつ………小林丈広
人力車(じんりきしゃ)………灘本昌久
バラス上げ………中村水名子
蛇捕り(へびとり)………藤田敬一
犬捕り(いぬとり)………田中龍雄

生業を通してみる部落の暮らしと感性〈対談〉………藤田敬一+師岡佑行

  • 判型 : 四六判・上製
  • 頁数 : 222頁
  • ISBN : 4-900590-38-X

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