神國ニ於ケル一傳道師ノ生活

アイザック・ドーマン著
恩智 理訳

定価2800円+税

ドーマンは敢えて日本を神國と呼ぶ――彼は明治期の地方の町や村に住み、その自然や文化に感動、出会ったごく普通の日本人とのやりとりを感性豊かに描いている。そこには、封建社会から近代へ、列強の一員をめざしてひた走る新生国家の胎動が垣間見られる。

著者アイザック・ドーマン(1857‐1931)は中東ペルシャに生まれたアルメニア人である。27歳で渡米、四年間キリスト教神学校で学び、米国聖公会伝道会社から日本伝道の命を受けて、1888(明治21)年に来日する。1923(大正12)年まで、伝道師が行ったことのない新天地(奈良、和歌山、川越、金沢・・・)で、35年間に及ぶ教育と伝道活動に専念するが、それぞれの土地で生起する出来事――仏教や社会問題(壮士やえた等)、家族(女性問題)など、庶民生活での日本人とのやりとりが興味深い。

◆目次紹介

第一章 日本、その第一印象

第二章 日本人の性格概観

第三章 日本語についての覚書

第四章 苦難の歳月――その最初期

第五章 苦難の歳月――土地を耕し種を蒔く

第六章 苦難の歳月――教育的活動

第七章 苦難の歳月――教会を増やす

第八章 伝道師の裏話

第九章 伝道師の楽しみ

アイザック・ドーマン Rev.Isaac Dooman長老年譜

ドーマン先生  米田庄太郎

  • 判型 : A5判・並製
  • 頁数 : 260頁
  • ISBN : 978-4-900590-94-6

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