朝鮮半島由来の文化財を考える関西国際ワークショップ 2017のご案内

2017年5月7日 日曜日

朝鮮半島由来の文化財を考える関西国際ワークショップ 2017
――関西にある朝鮮半島由来の文化財を知る・学ぶ

海を隔てて、日本と朝鮮・韓国の文化交流は古くから盛んに行なわれ、人と物の往来は絶えることがありませんでした。現在でも日本各地の遺跡や、仏閣・神社などの施設で、朝鮮半島由来の文化を見て取ることができます。
なかでも、かつて都が置かれていた関西地方は、日本の政治・経済・文化の中心として殷賑(いんしん)をきわめ、現在でも力強い影響力を誇っています。朝鮮半島や中国からもたらされたさまざまな外来文化が大阪・奈良・京都周辺で広く受容され、土着文化と溶け合い、豊かな様相が生み出された歴史的場所です。
関西には、朝鮮半島由来の絵画、彫刻、陶磁器など多数の文化財があります。それらの文化財の現状、来歴などを知ることで、文化財を活かして、今後の文化交流の発展に大きく寄与できるものと思います。今年は、ユネスコ世界記憶遺産に登録申請中の「朝鮮通信使」に焦点を当てます。ご関心ある多くの方々のご参加を呼びかけます。
■日時: 2017 年6月 17 日(土)12:30~17:00(受付 12:00~)
18 日(日) 8:30~17:30(集合場所:JR 京都駅八条口)
■会場:6月 17 日 京都・しんらん交流会館 大谷ホール(京都市下京区諏訪町通六条下る上柳町 199 ☎075-371-9208 地図:下記)
6月 18 日 バス・ツアー(京都・滋賀)(近江八幡・三井寺・高麗美術館・相国寺など見学予定)■定員:先着40 人(席に余裕がある場合は当日参加も可)

■参加費:6/17  1,000 円(学生及び65 歳以上半額500 円)
6/18  3,000 円(同2,000 円、バス代・観覧料込)
2日間参加3,500 円(同2,500 円)
*申込方法:e メール・Fax・はがきで下記に申し込みの上、参加費は振込で。
⇒振込先:●郵便振替口座: 00140-9-514310 「朝鮮文化財ワークショップ」
●ゆうちょ銀行口座:店名〇一八(ゼロイチハチ) 普通預金 5651933
「朝鮮文化財ワークショップ」
■主催:「朝鮮半島由来の文化財を考える関西国際ワークショップ」
実行委員会 (実行委員長=姜健栄)
■連絡先:workshop_0521@yahoo.co.jp  Fax075-414-8952
〒602-0017 京都市上京区衣棚通上御霊前下ル上木ノ下町73-9 阿吽社気付
☎075-414-8951・090-3591-4408・080-5079-5461
■後援:駐大阪大韓民国総領事館・韓国文化院、国外所在文化財財団
■助成・協賛:秀林文化財団
■呼びかけ人■ 姜健栄(KMAJ 関西前会長)、河正雄(秀林文化財団理事長)、仲尾宏(京都造形芸術大学客員教授)、水野直樹(前京都大学教授)、吉井秀夫(京都大学教授)、太田修(同志社大学教授)、李洙任(龍谷大学教授)、文京洙(立命館大学特任教授)、勝村誠(立命館大学教授)、庵逧由香(立命館大学教授)、大澤文護(千葉科学大学教授)、飛田雄一(神戸学生青年センター館長)、李洋秀(大阪経済法科大学客員研究員) (順不同)
朝鮮半島由来の文化財を考える関西国際ワークショップ行程
●知りたい・学びたい・共有したいポイント●
①関西地方にどのような文化財があるのか(現状)、②どのように集まったのか(歴史)、③朝鮮・韓国側からはどのように持ち出され、渡来したのか(経緯)、④これらの文化財をどのように活かすのか(活用)

【プログラム(予定)】

6月17 日(土) (1 日目) 京都・しんらん交流館 大谷ホール
12:30~13:00 ビデオ上映『朝鮮通信使と民衆――江戸時代の善隣友好』(広島県立歴史博物館企画、1993)
13:00~13:15 開会式・参加者紹介
13:15~14:45 レクチャー(韓国から)
●「日本にある韓国文化財の重要性-梵鐘と金属工芸」崔応天(東国大学教授)

●「日本民芸館における国外所在文化財財団による調査・修復事業」金成鎬(国外所在文化財財団)

14:45~15:00(休憩)

15:00~16:30 レクチャー(関西から)

●「朝鮮通信使縁地連の活動から(仮題)」松原一征(朝鮮通信使縁地連絡協議会代表)

●「京都・滋賀のユネスコ世界記憶遺産申請物件について」仲尾宏(京都造形芸術大学客員教授)

●「儒学者姜沆と藤原惺窩の交流」姜健栄(KMAJ 関西前会長)

16:30~17:00 質疑・まとめ

(17:30~20:00 交流会 *会費制)
6月18 日(日) (2日目) バス・ツアー&見学(京都・滋賀)
8:30 集合(京都駅八条口)
*以下の予定時間は道路の混み具合などで急に変更になることもあります。ご了承ください。(名神高速道路経由)
9:50~10:20 ①近江八幡(本願寺八幡別院・旧伴家住宅展示品・朝鮮人街道見学)
12:20~13:00 ②三井寺・梵鐘、高麗大蔵経(高麗時代の1032 年製とされる朝鮮鐘及び高麗大蔵経を見学)
14:00~14:40 ③高麗美術館(1988年鄭詔文氏が私財を投じて開設。優れた高麗青磁、朝鮮白磁など1700 点余の作品を所蔵)
15:00~17:00 ④相国寺・慈照院(相国寺の慈照院朝鮮通信使資料と経蔵見学)
17:30 京都駅(解散) (18:00~19:30 懇親会 *会費制)

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