日本史上の中国――金印・那須国造碑・飛鳥・新律綱領・令集解

奥村郁三著(関西大学名誉教授 法制史)

定価:本体価格8,000円+税

2015年2月28日発刊

日本文化を形成した中国文化への理解を前提に、金印の読みの問題から近代法の形成における中国律令法の影響など、日本史上に顕れた中国文化を日中の文化の原理を比較することで明快に解き明かした書。

 

★目次紹介★

まえがき

第一章|金印は「倭奴國」か、倭の「奴國」か

前言(起稿の経緯について)

(一)問題の所在

(二)金 印

(三)「倭奴國」をどう読むか(三宅説批判)

(四)安帝永初元年の記録――「倭面土」「倭面」「倭奴」

(五)結 語

資 料

付註 倭国関係漢籍基本文献

第二章|那須国造碑の書風

前 言

一 序言(問題の所在)

二 書道史上の背景(南北朝の書)

三 碑の書法の特徴

四 その他の問題

後 記

第三章|飛鳥雑纂

「くがたち」について

万葉集に見える法律語の定義について

謎の四世紀の空白について

七出と三不去

十干十二支・十二生肖と「暦」

徐福伝説

祓いの話  網干善教先生を悼む

惜別 飛鳥古京を守る会

第四章|新律綱領と明律

本論の部

前 言

第一節 序論――基本的原理の比較

第二節 頒布の形式の比較

第三節 編目構成の比較

第四節 刑名の比較――「五刑」と「閏刑」

第五節 「罪刑法定主義」の比較

第六節 総括――『新律綱領』の史的評価

註の部

第五章|『令集解』 の頻用助字類覚書 (奥村郁三/赤井靖子共編)

まえがき

Ⅰ 『令集解』に見える頻用助字類の使用例

Ⅱ 『令集解』頻用助字類 略表採用助字一覧

Ⅲ 『令集解』頻用助字類略表

Ⅳ 『令集解』頻用助字類 略表収載助字索引

推薦の辞 (林紀昭)

奥村郁三先生著『日本史上の中国』に寄せて(松村勝二郎)

 

 

  • 判型 : A5上製
  • 頁数 : 278頁
  • ISBN : 978-4-907244-21-7

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