市場と制度

永田啓恭編

社会主義体制の崩壊は資本主義経済の勝利といえるのだろうか。近代以降に世界的規模で形成した「市場主義」を取り上げ、その本質や限界、問題点、また市場を制限する制度の実態をマルクス経済学、近代経済学の両分野から論及。

本体2524円+税

◆目次紹介

まえがき………永田啓恭

第1部 市場とはなにか
1 市場と計画のあいだ………御前 進
2 社会主義・市場・私的所有………田中雄三
3 市場経済と共同体――近代世界のジレンマ………松岡利道
4 貨幣の特質とケインズの失業均衡………水原總平

第2部 市場のダイナミズム
5 市場の論理と経済政策の倫理………宮永昌男
6 企業活動と政府規制――生命保険業のケース………井口富夫
7 セントルイス方程式の推定における財政政策変数について――日本における実証研究………北川雅章
8 豚肉市場メカニズムの分析――システムシュミレーションの適用………広岡博之
9 発展途上国の構造調整政策と市場経済――スリランカの事例………中村尚司

  • 判型 : A5判・上製
  • 頁数 : 256頁
  • ISBN : 4-900590-34-7

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