映画「評論家」未満

重政隆文著(大阪芸術大学芸術学部教授)

定価:本体価格1,800円+税

2018年11月10日発行

映画批評を専門とはしていない人(作家・学者・ジャーナリスト・漫画家・映画監督・美術家・タレントなど)が2000年以降に出版した映画評論本(72著者・104冊)を、映画批評史研究専門の大学教授が論じる。

****目次紹介****
まえがき
A.作家・評論家Ⅰ
(1)小林信彦
『昭和のまぼろし』『昭和が遠くなって』『映画×東京 とっておき雑学ノート』『B型の品格』『森繁の長い影』『気になる日本語』『非常事態の中の愉しみ』『映画の話が多くなって』『「あまちゃん」はなぜ面白かったか?』『女優で観るか、監督を追うか』『古い洋画と新しい邦画と』『わがクラシック・スターたち』
(2)金井美恵子
『「競争相手は馬鹿ばかり」の世界へようこそ』『目白雑録』『目白雑録2』『楽しみと日々』『目白雑録3』『日々のあれこれ 目白雑録4』『目白雑録5 小さいもの、大きいこと』『新・目白雑録』
(3)中野翠
『あのころ、早稲田で』『ぺこぺこ映画日記1993 -2002』『まんざら』『おみごと手帖』『ごきげんタコ手帖』『金魚のひらひら』『みずいろメガネ』『東京プカプカ』『晴れた日に永遠が…』『この素晴らしき世界!?』『ぐうたら上等』『TOKYO海月通信』
B.作家・評論家Ⅱ
(1)井上ひさし
『映画をたずねて 井上ひさし対談集』
(2)長部日出雄
『邦画の昭和史』
(3)塩野七生
『ローマで語る』
(4)原田宗典
『私は好奇心の強いゴッドファーザー』
(5)黒田信一
『まんぷく映画館』
(6)福井晴敏
『テアトル東向島アカデミー賞』
(7)松久淳
『愛の教訓』
(8)長嶋有
『観なかった映画』
(9)伊藤計劃
『伊藤計劃映画時評集1』『伊藤計劃映画時評集2』
C.評論家・研究者
(1)上野千鶴子
『映画から見える世界』
(2)西部邁・佐高信
『西部邁と佐高信の思想的映画論』
(3)粉川哲夫
『映画のウトピア』
(4)副島隆彦
『アメリカ帝国の滅亡を予言する』『副島隆彦の政治映画評論 ヨーロッパ映画編』
(5)内田樹
『うほほいシネクラブ』
D.学者・研究者
(1)越川芳明
『壁の向こうの天使たち』
(2)吉田眸
『ドアの映画史』
(3)小長谷有紀・鈴木紀・旦匡子
『ワールドシネマ・スタディーズ』
(4)栗原好郎
『シネマ・クリティック』
(5)櫻田忠衛
『昔、聚楽座があった』
E.ジャーナリスト・ライター
(1)立花珠樹
『ニューヨーク人生横丁』『「あのころ」の日本映画がみたい!』『あのころ、映画があった』『女と男の名作シネマ』
(2)玉木研二
『その時、名画があった』
(3)松本侑壬子
『銀幕のハーストリー』
(4)小宮山量平
『映画は《私の大学》でした』
(5)塩山芳明
『東京の暴れん坊 俺が踏みつけた映画・古本・エロ漫画』
(6)吉本由美
『するめ映画館』
(7)沢辺有司
『ワケありな映画』
F.劇作家
(1)つかこうへい
『つか版 誰がために鐘は鳴る』
(2)河原雅彦
『スターおすすめられシネマ』
(3)高橋いさを
『オリジナル・パラダイス』
G.漫画家・漫画評論家
(1)みうらじゅん
『みうらじゅんの映画批評大全1998 -2005』『みうらじゅんの映画批評大全2006 -2009』『みうらじゅんの映画ってそこがいいんじゃない!』
(2)奥浩哉
『GANTZなSF映画論』
(3)荒木飛呂彦
『荒木飛呂彦の超偏愛!映画の掟』
(4)弘兼憲史
『弘兼憲史の人生を学べる名画座』
(5)やまだないと
『ハルヒマヒネマ』
(6)大木えりか
『21世紀萌え映画読本』
H.映画関係者
(1)井筒和幸
『サルに教える映画の話』
(2)押井守
『勝つために戦え! 監督篇』『勝つために戦え! 監督ゼッキョー篇』『実写映画 オトナの事情』
(3)リリー・フランキー
『日本のみなさんさようなら』
(4)沼田やすひろ
『「おもしろい」映画と「つまらない」映画の見分け方』
(5)宮越澄
『監督と俳優』
I.テレビタレント
(1)江頭2:50
『江頭2:50の「エイガ批評宣言」』
(2)前田敦子
『前田敦子の映画手帖』
(3)松本人志
『シネマ坊主3』
(4)千秋
『映画ブ、作りました。』
(5)LiLiCo
『映画的生活』
J.放送関係者
(1)佐々木恭子
『戀戀シネマ』
(2)浜村淳
『さてみなさん聞いて下さい 浜村淳ラジオ話芸 「ありがとう」そして「バチョン」』『浜村淳の浜村映画史』
(3)土屋晴乃
『ようこそ 土屋名画座へ』
(4)境真良
『テレビ進化論』
(5)吉川圭三
『ヒット番組に必要なことはすべて映画に学んだ』
(6)立川談志
『観なきゃよかった』
(7)立川志らく
『シネマ落語』
(8)佐々木昭一郎
『増補新版 創るということ』『ミンヨン 倍音の法則 シナリオ+ドキュメント』
K.美術関係者
(1)安西水丸
『夢の名画座で逢いましょう』
(2)大野左紀子
『あなたたちはあちら、わたしはこちら』
(3)森村泰昌・平野啓一郎
『クロスボーダーレビュー2009-2013』
(4)和田誠
『シネマ今昔問答』『シネマ今昔問答・望郷篇』『ぼくが映画ファンだった頃』
(5)石川三千花
『石川三千花の勝手にシネマ・フィーバー』
L.特殊な本業、その他
(1)落合博満
『戦士の休息』
(2)加納とも枝
『シネマの快楽に酔いしれて』
(3)釈徹宗・秋田光彦
『仏教シネマ』
(4)中村恵二・有地智枝子
『最新映画産業の動向とカラクリがよ~くわかる本』
(5)WOWOW「映画の間取り」編集部
『映画の間取り』
あとがき
著者名索引
書名索引

  • 判型 : 四六上製
  • 頁数 : 509頁
  • ISBN : 978-4-907244-35-4

この書籍のご購入はこちら

PAGE TOP