クローバーの会　編

ダウン症の子どもを持つ親の会が編んだ書――まず読みやすい本である。話しことばであり、座談会形式が多く素直に彼らの世界に入っていける。読後感はさわやかで、将来に希望が湧いてくる。（本書に寄せられた紹介より）

定価　1,800円+税

◆目次紹介

はじめに

「クローバーの会」誕生の秘密………布留川正博

にんげんっていうものは―親と子の記録………布留川正博
人気者の宗ちゃん／長かったあの日／支えてくれた人々／心臓の手術／保育所で・学校で／イギリスのスペシャルスクールで／将来への期待

お母さんたちのコテコテトーク〈座談会〉
子供が生まれてきたときのこと／父親の存在／学校で／教育制度について／将来のこと

お父さんたちのほろ酔いトーク〈座談会〉
クローバーの会発足、入会のころの思い出／病院の対応／子どもの就学／子どもの将来

働く暁子と健………八木晴子＋楠　　順＋司会：布留川正博
現在の状況／一般就労にどのように結びついたか／子育てのうえで気をつけてきたこと／兄弟姉妹との関係／父親の役割／健康管理について／就労と自立のための制度とこれからの課題

ダウン症の子どもと共に歩む◇手記
3番目の孫・諒君………大村　操
美優ちゃんとともに………小林佳代子
長かったあの1年………安田曜子
みんなちがって、みんないい………糸賀みすづ
娘の成長を願って歩んだこの十余年………藤　民子
千尋の足跡………廻　千恵美
『五体不満足』を読んで………谷井玲名
ダウン症の弟をもって………藤原佑佳
娘と歩く山々………阪上正方

おわりに