公共部門の経済学─―政府の失敗

惣宇利紀男著

「小国の論理」による繁栄の時代は終わり、いま「共生の論理」のよる新しい官民の枠組みが求められている。もうこれ以上の「公共部門」の失敗は許されない。市民の総意を政策決定に反映する、行政担当者必読書。

本体2400円+税

 

◆目次紹介

はじめに

第1章 市場経済とその補完システム
1 はじめに
2 パレート最適条件
3 競争均衡
4 市場均衡とパレート最適条件の一般理論
5 市場経済を補完する制度的枠組み
6 むすび

第2章 生産的公共財の最適供給と競争均衡
1 はじめに
2 本源的生産要素による私的財生産のケース
3 本源的生産要素による公共財生産のケース
4 むすび

第3章 公共部門の拡大と物価スパイラル
1 はじめに
2 ジョンストン・モデル
3 ジョンストン・モデルの拡張
4 非市場部門の拡大と物価スパイラル
5 むすび

第4章 政治過程と経済過程の相互作用
1 はじめに
2 利益集団と政党間競争
3 企業行動と経済政策
4 むすび

第5章 非生産的活動のパラドックス―レヴェニュー・シーキングと経済厚生
1 はじめに
2 レント・シーキング
3 バグワティ=スリニヴァサンのパラドックス
4 パラドックス成立の条件
5 むすび

第6章 流通システムと規制緩和―中央卸売市場を中心にして
1 はじめに
2 市場流通の構築
3 川上・川下における変化
4 川中における変化
5 制度変更の限界
6 むすび

第7章 戦後日本経済と制度的枠組み
1 はじめに
2 戦後日本経済とその制度的枠組み
3 制度的枠組みと構造改革
4 むすび

第8章 官僚制とNPM
1 はじめに
2 官僚行動
3 行政評価の背景
4 NPMの歴史
5 NPM
6 むすび

おわりに

  • 判型 : A5判・上製
  • 頁数 : 198頁
  • ISBN : 978-4-900590-78-6

この書籍のご購入はこちら

PAGE TOP