人権保育の現在(いま)

曽和信一著

3・11以降、漠然と息苦しさの増す現代社会で、未来を託すべき子どもたちを通して、著者永年の取り組みである人権保育の新しい局面についての提言をまとめた書。私たちがめざす「あるべき社会」を考える。

定価:本体価格1800円+税

2013年4月10日発刊

◇目次紹介◆

まえがき ガンジーの「七つの社会的大罪」について考える
第一章 日本国憲法について考える
はじめに――『あたらしい憲法のはなし』から“戦争と平和”について考える
第一節 日本国憲法とは何か
第二節 日本国憲法の内容とは何か
第二章 子どもの権利条約について考える
はじめに――「ほんとのまえおき」 が問いかけるもの
第一節 子どもの権利に関する“宣言から条約”へ
第三章 人権保育を考える
はじめに――『児童の世紀』から『人権の世紀』へ
第一節 「人権を大切にする心を育てる」保育とは
第二節 人権保育とは何か
第四章 多文化共生保育を考える
はじめに――「静かな緊急事態」と「声高な緊急事態」
第一節 アジアの中の日本と日本の中のアジア
第二節 多民族多文化共生社会の可能性
第三節 多文化共生保育とは
第五章 障がい児共生保育を考える
第一節 なぜ、今 “障がい”のか
第二節 優生思想から共生思想へ
第三節 障がい観を問い直して
――“属性としての障がい”から、“個性としての障がい”へ――
第四節 特殊教育から特別支援教育へ
第五節 障がい児共生保育とは
第六章 はじめに――二〇・五世紀的人権としての女性の人権から問い直して
第一節 性別役割分業を問い直す
第二節 フェミニズム運動の流れ
第三節 男女共生社会をめざして
第四節 男女共生保育とは

  • 判型 : 四六判
  • 頁数 : 176頁
  • ISBN : 978-4-907244-01-9

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