社会教育の紛争と法 ─―大人の「特別活動」を考える

徳村 烝著

公民館・学校・美術館・青年の家や公園…の社会教育施設の使用や学習材、さらに社会教育主事・司書・学芸員の専門職性や人事問題、PTAやボランティアの活動をめぐって、今日、多発する紛争を紹介、大人の学習権を論じる。

本体3048円+税

 

◆目次紹介

まえがき

序章 研究課題と研究方法
1 研究課題
2 研究方法

第1章 公民館の使用をめぐる紛争と法
序 研究課題と研究方法
1 公民館における集会の自由
2 公民館での学習・集会の内容
3 公民館使用をめぐる今後の課題

第2章 公民館以外の社会教育施設の使用をめぐる紛争と法
序 研究課題と研究方法
1 教職員組合の研修・集会
2 天皇制問題の集会
3 同性愛者の施設利用
4 美術作品の発表
5 公民館以外の社会教育施設利用をめぐる今後の課題

第3章 学校施設の目的外使用をめぐる紛争と法
序 研究課題と研究方法
1 「社会教育」のとらえかた
2 「学校教育上支障」の存否の教育的判断の最良の基準
3 「学校教育上支障がない」の判断と使用許可の裁量
4 学校施設の目的外使用をめぐる今後の課題

第4章 学習材をめぐる紛争と法
序 研究課題と研究方法
1 知る権利と情報公開条例
2 社会教育施設における学習材の提供
3 文化財の保護と活用
4 個人による学習材の破損
5 個人の表現の自由と、観て学ぶ権利
6 学習材をめぐる今後の課題

第5章 社会教育関係団体をめぐる紛争と法
序 研究課題と研究方法
1 社会教育関係団体の法的性格
2 社会教育関係団体の教育的性格
3 社会教育関係団体の民主性
4 社会教育関係団体をめぐる今後の課題

第6章 専門的職員(社会教育主事、司書、学芸員)の人事をめぐる紛争と法
序 研究課題と研究方法
1 社会教育主事の専門職性
2 司書と公民館主事の専門職性
3 専門的職員をめぐる今後の課題

第7章 ボランティアの活動をめぐる紛争と法
序 研究課題と研究方法
1 ボランティアの責任
2 子ども会育成会の責任
3 ボランティアの注意義務の範囲
4 保護者の責任
5 子どもの責任
6 行政機関の責任
7 ボランティアの活動をめぐる今後の課題

要約

  • 判型 : 四六判・並製
  • 頁数 : 318頁
  • ISBN : 4-900590-63-0

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