生きていま私が語る 京都

冨士谷あつ子編

この土地の文化や歴史に密着して生きてきた人びとが語る自分史は、紡がれて、庶民の生活史となり、豊かな「京都論」への視座ともなる。

★日本図書館協会選定図書

定価 1903円+税

◆目次紹介

はじめに――市民こそ社会のかなめ………冨士屋あつ子(編者)

京都の歴史・風土と町
京の防災に生きて――南山城水害と取り組む………藤原 誠(元地方公務員)
酒蔵ライブハウスの誕生………奥沢康正(医師)
震災後に都市計画課ができた………菊川光次(元地方公務員)
茶の心を見つめて………瀬地山澪子(NHKチーフディレクター)
間人と丹後………八木康敞(大学講師)
浪花娘の見た西陣――伝統産業の町に嫁げば………渡辺美智子(民間企業教養講座講師)

変革の時代の中で
農地改革、変貌する久我の村で………藤原千代野(農業)
有線電信オペレーターの戦中戦後………廣瀬耕作(元電信電話公社員)
京都クルマ事情を眺めた私………小西善三郎(元警察官)
紅燃ゆる………濱本祐二(大学名誉教授)
新制共学派、高齢化社会への挑戦………村岡洋子(高齢化社会をよくする女性の会京都代表)

きのうから明日へ
働きながら学士入学――二度の挑戦………岩城昭代(地方公務員)
医療の転換期を迎え、乗り切る………田中キクヱ(元公的病院総婦長)
京都の味を守るかげに………松本冨美子(元料亭経営者)
なるか北山ルネッサンス………北川玲子(保険営業職員)
老婚将来戦略………和多田峯一(無限の会会長)
生涯学習としての自分史………冨士屋あつ子(編者)

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